CTC、ニッカウヰスキーの樽貯蔵システムを構築

アサヒグループ全体のオープンシステム化を支援

2015年03月02日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、ニッカウヰスキー株式会社(代表取締役社長:中川 圭一、本社:東京都港区、以下:ニッカウヰスキー)のウイスキーの生産管理を一括して行う樽貯蔵システムを構築しました。樽貯蔵システムは、樽の作成・仕入れ時の情報登録から設置場所、空き樽の管理を行い、樽詰・詰替・転送・樽出(出荷)による受払管理、製造過程での液体採取・戻し、蒸発や損壊による中身亡失などウイスキー原酒の情報管理までを行うシステムです。連続テレビ小説「マッサン」の舞台となり、日本のウイスキーの父、竹鶴政孝氏が建設に携わった余市蒸溜所をはじめ、宮城峡、栃木、弘前の4ヶ所の工場と本社で使用されています。新システムの稼働開始は2014年11月です。

アサヒグループホールディングス株式会社(代表取締役社長:泉谷 直木、本社:東京都墨田区)は、現在稼働している全てのホストコンピュータを2015年12月までにオープンシステムに移行する方針を掲げています。モデルケースとして、グループの酒類製造会社であるニッカウヰスキーの樽貯蔵システムが選ばれ、先行的にホストコンピュータからのシステム移行を行うことになりました。

画面の表示様式の継承、操作性の維持という移行方針が打ち出され、CTCは調査分析から移行設計、テスト、システム更改を担当しました。システム移行後は、アサヒグループ全体で利用している統合サーバ、統合ストレージ環境での樽貯蔵システムの管理が可能となり、ハードウェアの保守コストが削減できました。また、ホストコンピュータのシステム管理に必要だった特定のシステム言語の知識が不要となったため、運用に携わる人材の固定化が解消され、効率的なシステム管理ができるようになるなど、オープンシステムへの移行で運用・保守サポートに関連する費用が従来の半分以下に削減ができました。

CTCは、グループ会社であるアサヒビジネスソリューションズ株式会社と共に、これまでもニッカウヰスキーの樽貯蔵システムをはじめ、アサヒグループのシステム構築・運用を行ってきました。引き続き、アサヒグループのIT戦略を支え、お客様のビジネス発展に貢献していきます。

アサヒビジネスソリューションズ株式会社について

アサヒビール株式会社の情報システム部門が独立するかたちで1989年に設立され、その後、伊藤忠テクノソリューションズと業務提携し、CTCのグループ会社となりました。設立より一貫して、アサヒグループ各社様へITソリューションの企画・提案、開発、保守・運用サービスを提供しています。
ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所

ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所

余市蒸溜所貯蔵庫

余市蒸溜所貯蔵庫

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:
press@ctc-g.co.jp

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