イベント・レポート

「JA2012国際航空宇宙展」Gerber出展レポート

更新

CTCが取り扱う米国GerberTechnology社の最新自動裁断機「Z1システム」を出展しました

  • 製造
開催日:
2012年10月09日~2012年10月14日

去る10月9日(火)から14日(日)までの6日間、愛知県「ポートメッセなごや」にて、国際航空宇宙展2012が開催され、弊社エンタープライズビジネス第3本部が取り扱う米国Gerber Technology社の最新自動裁断機「Z1システム」を出展いたしました。

JA2012 アジア最大級の航空宇宙産業に関わるビジネスショー

当展示会は、4年に1回開催されるアジア最大級の航空宇宙産業に関わるビジネスショーで、国内外より529社(22カ国以上)の出展があり、最先端のテクノロジーの情報発信とビジネスコミュニケーションの場となっています。今年の開会式には、名古屋市の河村市長も出席され、おおいに盛り上がっておりました。

先端技術の展示会

JA2012 エントランス

JA2012 オープニングセレモニー

CTCから出展したGerber Technology社のZ1システムは、ボーイング787をはじめとする最新の航空機の胴体や翼などの素材として使用される炭素繊維シートを自動裁断するシステムで、パーツの設計データを取り込み、裁断歩留り、精度、処理速度、品質を最大限に引き出し、製造工程へ繋げていく重要なソリューションです。

航空機用最先端素材を加工するGerber社の自動裁断機を展示

JA2012 CTCブース

CTCのブースには航空機産業に関わる大手重工業やそのサプライヤーなど連日大勢の方々にお越しいただき、お客様の開発から製造にまつわる様々な課題に対し、製造業を熟知する営業やエンジニアがお客様の立場に立ち適切なアドバイスをさせていただきました。Z1システムを実際に稼動させて、お客様の目で確信を持っていただくことができ、また炭素繊維業界のみならず、メタルシートや樹脂シート、ハニカム等の裁断ニーズも汲みあげることができ、新しい先端技術分野へZ1システムのご紹介ができたこともうれしく思っております。

またGerber Technology社よりアジア地域担当マネージャと技術担当責任の2名が来日し、日本を中心にグローバルにビジネス展開する各企業の状況や課題について、各国のマーケットの状況を踏まえた日本との橋渡し的な立場で熱心にアドバイスして頂きました。 この6日間で42,207人の来場者が有り、CTCブースには延べ1000人以上の方々がお越しになり、熱心にZ1システムをご覧になられました。

GERBER自動裁断機について

Gerber Technology社の製品は、日本の伝統的なアパレル産業に始まり、家具、自動車のシート、最先端の航空機の機体など様々な業界において、服地、皮革、工業生地、複合素材などの自動裁断(CAM)やデザイン、パターン、マーカー機能(CAD)をご提供し、お客様の裁断工程を自動化する生産系ソリューションは、精度の保証、処理量の増加、コストの削減を実現します。

◆Single Ply 自動裁断機シリーズ

GERBERcutter Z1

スタティックあるいはコンベア型のSingle-Ply カッター(1枚裁ち裁断機)のラインナップを揃えています。裁断データは、ガーバーCAMフォーマットはもちろん、他にDXF、HPGL、IGES他のデータも裁断できます。アパレル、家具、自動車、航空機その他の業界における服地、合成素材、皮革、工業生地その他ロール素材も容易に裁断が可能であり、様々な業種に対応可能です。

◆Multi Ply 自動裁断機シリーズ

GERBERcutter Z7

裁断ニーズに合わせて、様々な長さと幅で重ね裁断ができます。少量オーダーの小層から多層重ね厚75mmまでの様々な素材の裁断に理想的なシステムです。精密な裁断、高い生産性、小型化・低騒音化を追求し、使いやすいグラフィック・ユーザー・インターフェイスで操作も容易、導入・設置・稼働までの時間が最小限に短縮されます。ガーバー独自のナイフ制御技術、人間工学に基づくデザインを採用しており、高速・高精度裁断を実現します。

GERBER Technology社について

1968年に生産された世界初の自動裁断機 Model 70 GERBERcutter 第一号機は、現在米国スミソニアン博物館に展示されています。

CTCと共に歩むGerber Technology社

GERBERcutter 第1号機

Gerber Technology社は、1968年にGerber Garment Technology (GGT)社として設立されました。創設者であるMr. H. Joseph Gerber が世界で最初のアパレル自動裁断機を世に送り出して以来、様々な分野において精度、効率、生産性を追い求めて、CAD, CAM, PLMのソリューション製品を開発しサポートしてきました。CTCは1983年にその代理店となり、日本のマーケットに最新の自動裁断機をご紹介しました。 アパレル分野におけるデザイン、パターン、マーカー及び自動生産の世界を変革してきたほか、40年以上に亘り産業用繊維、複合材料、自動車、船舶、航空機産業と様々な分野におけるマーケットの要望に応えて来ました。Gerber Technology社が最も重要と考えていることは、お客様の市場競争力をできる限り高められるようなソリューションプロバイダーとなることです。とりわけ自動裁断機の分野では、過去40年以上に亘りたくさんのお客様と共に幅広い種類の自動裁断機を開発してきており、その結果現在1万台を超える納入実績を誇っています。

  • Gerber製品の取り扱いは、2016年5月31日をもって終了いたしました。
  • このページについてツイッターでツイート(新しいウィンドウで開く)
  • このページをフェイスブックでシェア(新しいウィンドウで開く)

このイベントレポートに関するお問い合わせはこちら

※記載内容は掲載当時のものであり、変更されている場合がございます。