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CTC Forum 2015 Tokyo CTC講演

モノが主役のIoTは日本に大きなチャンス
ものづくりにITを駆使して世界と勝負!

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モノが主役のIoTは日本に大きなチャンス
ものづくりにITを駆使して世界と勝負!

  • 情報通信/放送
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開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
ITOCHU Techno-Solutions America, Inc. International Business Development Vice President 照井 一由

ITOCHU Techno-Solutions America, Inc.
International Business Development Vice President
照井 一由

「ITを駆使してビジネスに勝つ」という言葉は古くから語られていますが、日本ではどうもピンとこないようです。米国ではITを駆使して新たなビジネスを創出している事例が数多く存在します。特にシリコンバレーでITを駆使した新しいビジネスが次々と登場し、従来の大手ITベンダーが苦戦を強いられているような状況です。

ある調査では、2018年までに多くの産業のトップ20社のうち、3分の1の企業がITを駆使して新しいサービスやビジネスモデルを創出した企業に置き換わると報告されています。また「CEOにとって最も重要な経営要素は?」という質問に対する答えとして、2004年に6位だった「IT」が2012年には1位となっています。

ITを駆使して既存のビジネスを置き換えた事例には、Uber社やAirbnb社などがあります。Uberはスマートフォンでタクシーの配車や支払いなどを可能にし、タクシー業界を一変させました。またAirbnbは、同じくスマートフォンで宿泊施設の予約を可能にし、企業価値でインターコンチネンタルホテルズグループに迫る勢いです。

このようなITによるパラダイムシフトが起きるのは、ネットワークにつながるデバイスの数が爆発的に増加するときです。これまでメインフレーム、PC、モバイルとパラダイムシフトが起き、現在はモバイルの時代と言えます。そして次に来るのが「IoTの時代」です。 IoTの主役はモノであり、“ものづくり大国”である日本にとって千載一遇のチャンスと言えます。日本はITを駆使してビジネスに勝つという動きには乗り遅れていますが、ものづくりにITを駆使するという動きに関しては、世界と十分に勝負ができるのです。

そのためには、情報システム部門の役割がますます大きくなっていきます。これまでのITとITを駆使したビジネスのギャップを埋めることが、情報システム部門には強く求められています。

他講演レポート

2015年10月16日開催「CTC Forum 2015 Tokyo」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。

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