基幹系特化型IaaS「CUVICmc2」は
これまでのIaaSと何が違うのか?
- クラウド
- ERP
- ストレージ
- サーバ
- 構築支援
- 開催日
- 主催
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 講演
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

クラウドサービス企画開発部 部長代行 神原 宏行
クラウドがIT戦略に与える影響として、クラウドだからできるビジネスで事業拡大を目指す「攻めのIT」の側面と、クラウドによる品質改善などにより業務の効率化を実現する「守りのIT」の側面があります。
この“攻め”と“守り”では、求められるシステム特性がまったく異なります。“攻め”は予測不可能なワークロードであり、柔軟性やスピード性が重要となりますが、“守り”は予測可能なワークロードであり、安定性や堅牢性が大事になります。
そのため、攻めのITにはクラウド前提でつくられたシステムが多いのに対し、もともとオンプレミス利用が一般的な守りのITでは、クラウド化が進行中であると言えます。
しかし、守りのITの代表格である基幹系システムのクラウド移行を実際に検討すると、安定性や堅牢性の面でさまざまな課題が出てきてしまうのも事実です。なぜなら、いまの基幹系システムはクラウドを前提につくられていないからです。
この課題を解決するには既存の基幹系システムに最適化したアーキテクチャが必要だと考えたCTCが、2016年8月から商用運用を開始したのが、基幹系システム特化型IaaS「CUVICmc2」です。CUVICmc2のサービスの特長は、①性能保証、②高セキュリティ&コンプライアンス、③実使用量ベースの従量課金という3点すべてが揃っていることです。
CUVICmc2は商用利用開始に先立って、CTCの次期基幹系システムで活用されています。コスト比較ではオンプレミスと比べて、5年間総額で30%のコスト削減が可能との結論に達しました。独自の指標“μVM”にもとづく実使用量ベースの従量課金や設計・運用レスといった統合バックアップ機能の提供など、基幹系特化型のサービスを用意しています。基幹系システムにおいてクラウドの恩恵を最大限に享受できるIaaSと自負しています。