デジタルトランスフォーメーション
AI、IoT、XxTech、そしてセキュリティ新潮流
- AI
- IoT
- セキュリティ
- グローバル
- 開催日
- 主催
-
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 講演
-
ITOCHU Techno-Solutions America, Inc.

ITOCHU Techno-Solutions America, Inc.
Director, International Business Development 松本 渉
CTC AmericaはCTCの100%子会社で、スタートアップの開拓を中心としたビジネス開発や北米におけるSI事業などを展開しており、120社以上のスタートアップの日本への橋渡しも行ってきました。
米国におけるベンチャー投資のうち、金額ベースで実に46%がシリコンバレーに向けてのものです。現在、シリコンバレーのエンタープライズIT関連で特に投資が活発なのは、デジタルトランスフォーメーションに向けたAIやIoT、およびサイバーセキュリティといったところです。
AIへの投資は右肩上がりを続けています。IT活用先進国の米国だけにAIの活用事例も多く、現状ではAIならではの新しいアプリケーションのほか、既存の業務アプリケーションにAIを投入してモダナイズするケースが主流です。またAIで活用しやすいように、データを収集・整理するData Preparation技術も注目されています。一方、これらの技術を支えるスタートアップは小規模な企業が大半で、今後さらに大きく成長していくことでしょう。IoTは少し伸び悩みが見られますが、技術領域が細分化される過程にあり、なかでもインダストリアルIoT(IIoT)の割合は高まっています。IIoTのなかでも、さらに技術の細分化が見られる状況です。
そしてサイバーセキュリティは堅調な投資が続いている状況です。近年では既存のパターンファイルによるウイルス対策では対抗できない新たな脅威が台頭しており、新たなアプローチとして振る舞い検知技術が注目されています。また「Cloud Application Security Broker(CASB)」と呼ばれる、組織内で利用されるクラウドアプリのセキュリティ評価・統制・防御などを担うツールも急成長です。
シリコンバレーの注目技術としては、ほかにFinTechのようなXxTechも広がりを見せており、例えば医療・健康関連のHealthTech、小売業のRetail Techなど、スタートアップも数多く登場しています。