DeepLearningにおける
HPCクラウド「Rescale」の活用
                - クラウド
 - IoT
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 - 科学/工学
 
- 開催日
 - 主催
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                    伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
 - 講演
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                    伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
 
                    サービスビジネス推進部 課長 富坂 亮
近年、AIの学習方法のひとつであるDeepLearningに注目が集まっています。
DeepLearningは「アルゴリズムの成熟」と学習に必要な「ビッグデータ」とGPUやHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)をはじめとする「計算能力の向上」により、大きく進展しています。
DeepLearningには「学習」と「推論」の大きく2つのプロセスがあり、学習のプロセスには非常に大きな計算能力が必要となるため、クラウドを活用しようという動きが活発化しています。これまでオンプレミスでは、ハードウェアの台数の制約から計算に何日も要していましたが、クラウドを使って大幅に時間を短縮しようというわけです。
CTCは2015年から、これらのDeepLearningの学習に対応したRescale社のHPCクラウドサービス「Rescale」を取り扱っています。
Rescale社には伊藤忠グループのベンチャーキャピタルである伊藤忠テクノロジーベンチャーズも出資をしています。
Rescaleは従来型のリソースのみを提供するIaaSのサービスと異なり、DeepLearningのフレームワークも提供する、特定の業務に強みを持つインダストリークラウドです。DeepLearningのフレームワークとしては、TensorFlow、Chainer、Caffe、Torch、KerasなどDeepLearningの主要なフレームワークを実装しており、すぐに学習基盤として活用することができます。最近ではプロトタイピング用に、Jupyterの環境も提供されています。
画像認識に強いパートナーであるシステム計画研究所と共同で、Rescaleで学習したAIを使って、カメラから入る画像データをリアルタイムで認識するデモ環境の説明も行いました。