IoT活用の意外な課題はデータの整理
シスコとのタッグでIoTの現実解を示す
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
シスコシステムズ合同会社

ITインフラ技術推進第2部 ビッグデータ基盤技術推進課 課長 小林 範昭(左)
シスコシステムズ合同会社 データセンター・バーチャライゼーション事業 ビジネス・ディベロップメント・マネージャ 河野 真祐氏
【小林】CTCの特長はマルチベンダーであることです。創立当初から世界のIT先進企業とともに実績を積み上げてきた当社では、シスコをはじめとした海外の優れた製品をいち早く日本のお客様に届ける体制が整っています。当社とシスコとの関係は深く、専門部隊を立ち上げて提案・導入活動を推進しており、2016年度も3年連続でシスコ製品の国内売上第1位となりました。
【河野氏】IoTが脚光を浴びるなか、シスコでは7階層のアーキテクチャからなるIoT製品ラインアップを用意しています。IoTに取り組む際には、まず設備をネットワークでつなぎ、セキュリティを確保のうえでデータを収集し、蓄積・分析します。そして異なる業務システムをつないで、最終的には異なる企業や業界もつなぐといったように、着実にステップを踏むことが重要になります。そのすべてのステップをサポートできるのが、当社のIoTソリューションです。
【小林】このステップにあるデータの収集や加工、蓄積の部分は、IoTの議論のなかで意外に見落とされています。センサーデータを活用するにしても、実は分析をするためのデータ整形が障壁となりがちなのです。
【河野氏】そうした課題を解決するため、シスコではデータ仮想化ソリューションを提供しています。データ仮想化により、複数のデータソースをつなぎ、セキュリティを保ちながらユーザー部門が使いやすいデータを用意することが可能となります。あらゆるデータを仮想的に接続・連携するデータ仮想化ソリューションは、海外の石油会社をはじめ多くの企業で、IoTの課題解決に貢献しています。
【小林】その活用領域が広いゆえに、課題もまた随所に存在するのがIoTです。課題がどこにあるかを知るためにも、まず試行することが大事だと当社は考え、このほど「IoTデジタルLAB」をオープンしました。機能別や業務別にさまざまなシナリオを用意しています。