ネットアップはストレージベンダーとして、ハイブリッドクラウドでデータが自由に移動できるソリューションを提供
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
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ネットアップ株式会社

ネットアップ株式会社 ソリューションアーキテクト部 部長 神原 豊彦氏
クラウドの利用目的は年々変化し、近年は機械学習やAIなどでも期待されています。そんなクラウドで課題となっているのが、IoTのように日々生まれる膨大なデータをどう蓄積し、複数のクラウド環境にまたがるデータをどう共有するかということです。
そういった課題に対して、ネットアップは「NetApp Data Fabric」というビジョンで、データにモビリティを持たせることでデータが真価を発揮できるソリューションを提供しています。織物のように相互接続したクラウド環境間でデータが自由に移動できてシームレスに使えるようにします。例えば複数のクラウドを利用するハイブリッドクラウド環境では、クラウドにストレージを直結する「NetApp Private Storage」を提供し、クラウドを自社リソースのように使うことを可能にします。
ネットアップ自身も保守サービス「Auto Support」でIoTを実践しています。世界中で稼働するストレージ装置から情報を収集/解析することで、品質向上や安定稼働に役立てています。障害パーツの手配や保守技術者への連絡を自動化するなど膨大なデータの解析が保守サービスを支えています。最近の興味深い事例に、火星に送り込んだロボットからのデータを地球で解析し、ロボットに指示を送信するというものがあります。ここで役立っているのが「NetApp Cloud Sync」。オンプレミスにあるデータをAWS S3に高速転送するサービスです。
機械学習や深層学習でも膨大なデータをハイブリッドクラウド環境で活用するため、データのモビリティが重要になります。ある大手自動車製造業の情報システム部門ではマイクロソフト「Azure」とオンプレミスのデータで機械学習を開始しました。デジタルエコノミーなど新しい取り組みはお客様やパートナーのインスピレーションがあってこそ。ネットアップは皆様のデータ活用と新しい挑戦をサポートしていきます。
他講演レポート
2017年10月13日開催「CTC Forum 2017」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。