Arista Networks社はデータセンターにフォーカスしたスイッチング・ソリューションを提供するイーサネットスイッチメーカーです。低遅延、低レイテンシ、低価格のスイッチを現実のものとした、先駆者的存在のスイッチメーカです。
AristaNetworks社について
アメリカのサンタクララ市内に本社を置くArista社は、創立当初から、汎用チップを使用したスイッチを製造し、10G/40G/100Gに注力したスイッチをメイン販売しています。
- の製品出荷開始から世界で3000社以上の顧客実績(現在)
- 、本社をサンタクララ市内に移転
- 、NYSEに上場
製品ラインナップ
データセンター・スイッチ シリーズ(DCSシリーズ)
ボックス型、モジュラー型が用意されております。
1G/10G/25G/40G/100G/200G/400Gのインタフェースを提供することが可能であり、規模に応じて柔軟に構成を組むことが可能となっております。プログラマブルスイッチ、レイヤ1スイッチ、PTP(Precision Time Protocol)に対応スイッチも販売しています。
コグニティブ・キャンパス スイッチ シリーズ(CCSシリーズ)
ボックス型、モジュラー型が用意されております。
PoE(Power over Ethernet)や1G/2.5G/5G/10Gのインタフェースを提供することが可能であり、用途に応じて柔軟に構成を組むことが可能となっております。
機能紹介
DANZ(Data ANalayZer)
アリスタが提供するTap Aggregationの機能を中心としたデータモニタリングに対するフレームワークの総称。Tap Aggregationの機能を中心に、パケットフィルタリング、タイムスタンプ、PTP等の機能を追加して、パケットの可視化を実現します。
DirectFlow
OpenFlowコントローラを利用せず、フロー制御をAristaOS(EOS)のCLIで直接スイッチに打ち込むことが可能になります。AristaのスイッチでFlowコントロールが可能になります。
VXLAN(Virtual eXtensible LAN)
レイヤ2の複数のネットワークを集約して、レイヤ3のインフラにトンネリングする技術です。L3境界を超えたデータセンター間、ステートフルVMモビリティを可能にします。
ZTP(Zero Touch Provisioning)
ユーザが介入することなしにスイッチの設定が可能になります。設定するエンジニアが不在な場合や、遠隔地にある機器をセットアップする必要がある環境で、Arista機器の設定が簡略化されます。
EOS
AristaのOSはEOSと呼ばれ、カーネル部分はLinuxで構成されています。
各機能はモジュール化されたネットワークOSで、中心のsysDBを介して通信を行うアーキテクチャとなっております。
利点
- ステートフルなリスタートの実現
- 全プロセスのステータスを1ヶ所で管理するsysDBを中心としたアーキテクチャ
- サードパーティのアプリケーションを実行可能な拡張性
- 全アリスタ製品を単一のソフトウェアで包括
- 障害時にはTCPDUMPを使用可能