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ITOCHU Techno-Solutions America, Inc. U.S.現地レポート

CTCグループの北米におけるビジネス シリコンバレーの最先端ソリューションの開拓に加え、北米におけるSI事業を本格展開

ITOCHU Techno-Solutions America & SYSCOM GLOBAL SOLUTIONS

小田 博晶

小田 博晶

ITOCHU Techno-Solutions America, Inc.
Director, Financial & Enterprise Solutions

2018年からニューヨークに駐在し、CTCグループとSYSCOMの提携事業推進を担当

CTCグループの北米事業会社であるITOCHU Techno-Solutions America, Inc.(以下、CTCアメリカ)は1990年の設立以降、シリコンバレーで生み出される最先端技術を開拓し、数多くの先進ソリューションを日本市場へ展開してきました。2016年には、大手情報通信事業者向けのシステム導入を機に、北米におけるSI事業の本格展開を開始し、現在は2018年に資本提携したSYSCOM GLOBAL SOLUTIONS Inc.(以下、SYSCOM)との2社協業体制でSI事業を推進しています。

ITOCHU Techno-Solutions AMERICA [Challenging Tommorrow's Changes]
SYSCOM [GLOBAL SOLUTIONS]

CTCアメリカとSYSCOMの協業体制

CTCアメリカが北米でSI事業を展開する上での一番の課題は、お客様へより充実したサービスを提供するための「エンジニア体制の拡充」でした。そこで、CTCアメリカは、SYSCOMと2016年に業務提携、2018年に資本提携(33.7%の株式を取得)を行い、2社の協業をベースにCTCグループとしての北米におけるSI推進体制を確立しました。

SYSCOMは、1990年に米ニューヨークで設立され、在米日系企業向けを中心にSI事業を展開し、ITバブル崩壊やリーマンショックなど様々な苦難を乗り越え、現在では社員数が130名を超える規模の会社に成長しました。システム構築から運用・保守までをカバーするSYSCOMのエンジニア体制とCTCグループの総合力を掛け合わせることでシナジーを生み出し、北米をはじめ海外に進出するお客様のグローバルビジネスを支えています。

これまでに、この2社協業体制で、情報通信、金融、製造、建設など大手企業向けにシステム導入を行ったほか、日本とアメリカの時差を活用した24時間体制、かつバイリンガル対応のコールセンターサービスの提供などを行ってきました。

今後の北米事業展開

これまでCTCグループは、北米において以下の実績を積んできました。

  • DX、ハイブリッドワーク、次世代インフラなどの先端技術調査や商材発掘
  • 金融機関向けシステム開発、運用・保守
  • 情報通信事業者のデータセンター向け大規模インフラ構築
  • 先端技術を有するスタートアップとの協業によるAI・クラウドネイティブ分野での開発・検証

今後は、これまで通りCTC、CTCアメリカ、SYSCOMが連携して米国に進出している日系企業のビジネスを支援していくと共に、これまで培ってきたアプリケーション、クラウドネイティブ、オープンソース分野の開発・導入ノウハウを活用した企業向けプロダクト開発やサービス開発を通じ、北米地域での事業拡大を模索していきます。また、日本・北米・東南アジアの3極をまたいだ連携を活発化させることで、グローバルビジネスのさらなる拡大を目指していきます。

記載内容は掲載当時の情報です。最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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