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CSR Forward CTCグループのサステナビリティ

これからの世界を読み解く「数学体感教室」に協賛

数学体感教室

CTCグループは次世代のIT人材育成を重要な取り組みの一つとして考えています。その一環として、2020年10月30日と2021年3月28日に朝日新聞で掲載された広告特集「数学体感教室」に協賛しました。サイエンス作家の竹内薫氏に監修いただいた企画です。コンピュータが当たり前のものとなり、AIの活用が期待される今、その基礎となる「数学」に注目が集まってきました。ここでは、広告に掲載した有名な定理や公式などの中から抜粋して紹介します。

一部分が全体と同じ形?

【フラクタル】

雪の結晶や積乱雲、リアス式海岸などの「部分」を拡大してみると「全体」と同じ形をしていて、それが繰り返し現れる構造になっています。

数学体感チャレンジ!
コッホ曲線(フラクタルの一つ)を描いてみよう!

まず右上の図のようにA、Bを線で結びます。その線を3等分して、真ん中の線を底辺とする正三角形を描きます。描いた後、その底辺を削除すると、同じ長さの線分が4本ある①のような図形ができあがります。そして、この4本の線分に対して、先ほどと同じ作業を繰り返すと、②のような16本の線分ができあがります。その後も、すべての線分に対して、この作業を何度も繰り返すことで、図形はだんだんと複雑化していき、コッホ曲線になっていきます。

プログラムをwebで公開中
フラクタル

豆知識:フラクタルとは、一部を拡大すると全体と同じように見える図形のことです。フランスの数学者マンデルブロが発見しました。ブロッコリーの房も、1つ1つを拡大すると、ブロッコリーの房全体と同じような形をしています。

長い間、数学者を悩ませた

【フェルマーの最終定理】

意味は分かりやすいのに、長年証明できなかった定理です。nを3以上の自然数とするとき、xn+ yn= znを満たす自然数(正の整数)x,y,zの組は存在しません。

数学体感チャレンジ!
300年以上、誰も解くことができなかった問題を体感しよう!

nが1の場合は
11+ 21=31
など、自然数の足し算になります。
nが2の場合は
x2+ y2= z2
となり、ピタゴラスの定理として証明されている、
32+ 42=52
などが当てはまります。ではnが3、4、5の場合はどうなるでしょうか。ピタゴラスの定理を満たす自然数の組x=3、y=4、z=5を当てはめて、計算してみましょう。
xn+ yn= zn
が成立しますか?

答えをwebで公開中
フェルマーの最終定理

豆知識:フェルマーはこの定理に対し「驚くべき証明を発見したが、余白が狭くて書ききれない」と書き残していたそうです。

QR

https://www.asahi.com/ads/math/

朝日新聞デジタルの特設サイトでは、紙面に掲載されているクイズの解答やプログラミング言語「Python(パイソン)」を使った、公式や定理、定義に関連するプログラム記述例を紹介しています。

出典:Best Engine Vol.11

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