CTC、パロアルトネットワークスとの協業を強化し、セキュリティ事業を推進

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：菊地 哲、本社：東京都千代田区、略称：CTC）は、サイバー攻撃から企業のネットワークを守るセキュリティソリューションを提供するパロアルトネットワークス合同会社（代表執行役員社長：金城 盛弘、本社：東京都千代田区）との協業関係を強化します。パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール「PAシリーズ」を中心に、本日から一次販売代理店としてパロアルトネットワークス製品を使用したセキュリティソリューションを提供します。販売から運用・保守サポートまでをワンストップで提供し、3年間で25億円の売上を目指します。

標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃の脅威が世界的に深刻化する中、巧妙化する攻撃に対抗する方法として、未知の脅威に対応できる次世代ファイアウォールの需要が高まりを見せています。

CTCは、これまで二次販売代理店としてパロアルトネットワークス製品を提供してきましたが、今回新たに一次販売代理店としての契約を締結しました。これに伴い、標的型攻撃の対策ソリューションや、ソフトウェアでネットワークを一元管理するSDN(Software-Defined Network）技術に関するセキュリティソリューションへの取り組みを強化します。

標的型攻撃の対策強化としては、アプリケーションごとにネットワークを流れるデータの制御が可能なPAシリーズを中心にソリューションを提供していきます。PAシリーズはネットワークにおけるアプリケーション、ユーザー、コンテンツの状況を可視化して、未知の攻撃に対応する製品です。また、PAシリーズに搭載されている最新OSのPAN-OS 6.0は、クラウドベースのマルウェア分析機能WildFire^※1 を強化しており、Windowsの実行形式ファイルを、デスクトップPCを模倣した仮想環境で実行して動作を検証し、ファイルに潜んでいる脅威を識別することができます。

SDNソリューションとしては、ルータを使用せずにルーティングやパケットの選別等の機能を実現する、ヴィエムウェアのネットワーク仮想化ソフトウェア「VMware NSX™^※2 」に対応したパロアルトネットワークス「VMシリーズ」を中心にセキュリティソリューションを提供していきます。
VMシリーズはVMware NSX™に唯一バンドルされた仮想プラットフォームに対応する統合セキュリティソリューションで、 SDNの運用メリットを損なうことなく、アプリケーションの可視化、既知・未知の脅威防御など次世代のセキュリティを提供いたします。

CTCは、今年4月に、セキュリティの検査・監査・コンサルティングサービス、お客様企業ごとのセキュリティシステムの構築サービス、最先端のセキュリティ製品の組み合わせの検証や保守サポートを従来提供していた組織を、新たに「セキュリティビジネス部」として統合しました。
今後、パロアルトネットワークス製品を活用して、CTC独自のセキュリティサービスやソリューションを提供し、お客様のITシステムをセキュリティ面からサポートしていきます。

パロアルトネットワークスは、今回のCTCとの協業強化により企業ネットワークのセキュリティ強化を促進します。

今回の協業強化に合わせて、以下のセミナーを開催します。