AIの普及とビジネス利用に向けてCTCとグリッドが業務提携

グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom」を活用したAIソリューションを提供

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2017年01月10日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社グリッド

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、株式会社グリッド(代表取締役:中村 秀樹、本社:東京都港区)と業務提携し、グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom(リノーム)」を活用したAIサービスの開発・提供での協業を開始します。ReNomを使用したお客様データの分析サービスをはじめとして順次サービスを拡充し、製造、ライフサイエンス、情報通信、政府・公共機関、交通・物流、エネルギーなどの分野でのAI利用を共同で推進していきます。

ReNomについて

近年、多くの企業や組織でデータ解析を目的としたシステム導入が検討されるようになりました。しかし、IoTで集積されるデータ量と種類は爆発的に増加しており、従来のデータ解析手法ではビッグデータの中から有益な情報を見つけ出すことは難しい状況です。昨今の深層学習を中心としたAIの技術的なブレークスルーを背景に、AIによるデータ解析と予測で企業や社会にとって意義のある情報を見出すことへの期待が高まっています。

グリッドの機械学習/深層学習フレームワークReNomは、深層学習や最適化アルゴリズム、生成モデルをはじめ、様々なアルゴリズムをライブラリーとして備えています。複雑な設定を必要とせず、各ライブラリーを組み合わせることで、専門家でなくても比較的容易にAIを作成することが可能です。実用的な多数のアルゴリズムを既に備えているため、課題ごとに個別に設計する場合と比べて、開発期間を4割以上短縮することが期待できます。適用領域は業種・分野を問わないため、すでに幅広い産業で適用実績があります。

業務提携の範囲

今回の業務提携は、ReNomの普及を目的として両社の推進体制を構築し、幅広い分野における課題解決支援とReNomを使用したサービスの共同開発を図るものです。グリッドが持つ機械学習/深層学習に関するノウハウとCTCのシステム構築・運用でのIT総合力を組み合わせ、既存システムとReNomの連携を含めてお客様のAI活用を支援します。

また、AI導入・活用を検討するお客様向けのPoC支援サービスをはじめとして、順次、導入後のフォローを行う定着化支援などのサービス開発やReNomを使用したアプリケーション開発を進めていきます。既に共同で複数のお客様に対してPoCプロジェクトを開始しています。
今後、CTCとグリッドは、販売代理店契約の締結、共同での海外展開も視野に、ReNomを活用したソリューション提供を通して、お客様の新規事業開発や生産性向上の実現、社会的な課題の解決に貢献していきます。

株式会社グリッドについて

グリッドは機械学習/深層学習のフレームワークReNomを自社で開発・提供しております。グリッドが開発したReNomは、様々な社会の課題や、顧客の課題を解決することが可能となる、AIを開発するための汎用的なソフトウェアです。ReNomをベースとしたグリッドのAIソリューションでは、すでに社会インフラ分野をはじめ、様々な分野で実績を積み上げており、日本でも有数のAIベンチャー企業です。

URL:http://www.gridpredict.jp/新しいウィンドウで開く

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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