事例

伊藤忠シンガポール会社 様

更新

マネージドサービスによりIT環境の可視化と管理を実現

ASEANおよび南西アジアのすべてのオフィスに強固なITガバナンスを導入

伊藤忠シンガポール会社は、航空機、機械、エネルギー、化学品、情報、住生活など、さまざまな事業を展開するコングロマリッドです。同社は、伊藤忠商事株式会社のシンガポール代表事務所として1956年に設置され、現在は現地法人として幅広い事業を展開しています。伊藤忠商事株式会社は、世界80カ国に130以上ものオフィスをもつ日本最大規模の総合商社です。

課題と効果

課題
  • ASEANおよび南西アジア各拠点のIT環境が不透明
  • 手作業のデータ収集作業により人的ミスが起こりやすい状況
  • ITガバナンス不足によるセキュリティ・コンプライアンスのリスク

最新のデスクトップ管理ソフトウェアとCTC Globalのマネージドサービスの導入

効果
  • 手間なく最新・正確なIT資産状況の可視化
  • セキュリティ、ビジネス、および法令尊守のためのライセンス管理を実現
  • システムダウンタイムの削減"

導入事例インタビューデータ

会社名
伊藤忠シンガポール会社
設立
1956年
URL
http://www.itochu.co.jp/ja/新しいウィンドウで開く
  • 浦上 善一郎氏

    伊藤忠シンガポール会社

    IT企画部長

    浦上 善一郎氏

  • Thien Vui Chung氏

    伊藤忠シンガポール会社

    IT企画部
    アシスタントジェネラルマネージャー

    Thien Vui Chung氏

導入背景

適切なITガバナンスの実現

伊藤忠シンガポール会社は、ASEANおよび南西アジアでの事業拡大に伴い、ビジネスを支えるITインフラも拡大しており、地域全体に広がる複雑なITシステムの可視化を必要としていました。

加えて、セキュリティリスクを見極め軽減策を図るために、必要な情報を正確に収集することが求められていました。

2011年7月、伊藤忠シンガポール会社 IT企画部長 浦上善一郎氏と、アシスタントジェネラルマネージャーThien Vui Chung氏は、会社全体のIT環境をタイムリーかつ正確に把握する目的で、ASEANおよび南西アジア全域に設置されている約1,000台のPCとサーバを対象に、ITガバナンス統制の計画に着手しました。

浦上氏は、「ITガバナンスの強化は、脆弱性やリスクを把握するだけでなく、当社がより良い事業判断を行うことやコンプライアンス要件を満たすことにも役に立ちます。伊藤忠商事は世界最大規模の総合商社として、システムやデータをリスクのある状態で置いておけません」と説明しています。

当初、浦上氏とChung氏は、各地域オフィスのITスタッフにすべてのPCとサーバのシステム情報を手作業で収集し、異常があればそれに対処するという方法をとりました。しかし、手作業では、人的ミスが発生しやすい上に膨大な時間を要するため、重要な業務に手が回らなくなる事態が起き、この煩雑な方法を長く続けることに困難を感じていました。

浦上氏は、「このような取り組みは初めてだった上、PCの管理とセキュリティ関連の目標を達成するためにも専門家が必要だと判断しました」と振り返ります。

システム概要

最新のデスクトップ管理ソフトウェアの導入・マネージドサービス

伊藤忠シンガポール会社は厳格な選定プロセスを経て、ITガバナンスを強化するパートナーとしてCTC Globalを選びました。

Chung氏は選定の理由について、「CTC Globalの技術力とチーム力を高く評価したからです。またCTC Globalの提案は当社の要件を十分に理解しており、コストは最も適正でした」と語ります。

CTC Globalは、地域全体のPCおよびサーバを監視・管理し、セキュリティを確保するためのデスクトップ管理ソフトウェアを提案しました。このソリューションとCTC Globalが提供するマネージドサービスによって、ITチームが地域全体のPCを遠隔管理し、人手を介さずに効率的かつリアルタイムにデータを収集できるようになりました。

Chung氏はソリューションの導入に関して、「第1段階であるシンガポールオフィスへの導入は1週間で完了しましたが、その後のチューニングを含めると導入期間は全体で数か月かかりました。しかし、次のバンコクオフィスでは導入期間を5日間に短縮しています」と今後に更なる期待を寄せています。

CTC Globalは、本プロジェクトを通して伊藤忠シンガポール会社のガバナンス強化も支援しました。たとえば、伊藤忠シンガポール会社に複数のバージョンのウイルス対策ソフトがインストールされていることにいち早く気付き、同製品のサポート契約期限が迫っていたため、CTC Globalは新たなウイルス対策ソフトの選定、評価、及び導入について支援しています。

また、CTC Globalのマネージドサービスによって、ユーザーへの負荷を最小限に抑えながら最新のソフトウェアやパッチを、すべてのPCに自動的に導入することができ、ウイルス対策ソフトの導入も同様の仕組みを活用しています。マネージドサービスでは、本番環境に適用する前にすべてのOSのセキュリティパッチを検証できるよう、 伊藤忠シンガポール会社の ITプラットフォームを模擬したユーザー受け入れテスト(UAT)環境も用意しています。

CTC Globalは、導入後の問題解決も支援しており、PCの速度が低下し始めたときは、原因を突き止めるためにオンサイトおよびオフサイトで支援を行いました。OSの古いパッチに原因があることを突き止めた後、すみやかにセキュリティパッチを適用し、その後も適切なパッチの適用を継続しています。

概念図

導入効果

IT環境の完全な可視化を実現

CTC Globalのデスクトップ管理ソリューションとマネージドサービスにより、伊藤忠シンガポール 会社はIT資産の状況を完全に可視化することができました。またITチームは、新たに追加されたハードウェアを把握し、ライセンス違反および利用禁止ソフトウェアのインストールを防ぐことができます。このように伊藤忠シンガポール会社はIT環境全体の可視化に加え、コンプライアンスに適合したソフトウェアのライセンス管理を実現しました。

浦上氏は、「以前は、端末1台1台でソフトウェアを更新する必要がありました。今では、CTC Globalの支援によってすべての端末を一括で更新することができます。これにより、ユーザーへの業務影響を最小化し、生産性向上に貢献しています。また、このサービスにより、IT資産を確実に最新バージョンに保ち、発生しうる潜在的なセキュリティリスクを自動的に発見することも可能になりました。その結果、当社はセキュリティホールや問題を素早く検知して解決するとともに、システムのダウンタイムを削減できるようになりました」と語り、有効性と効果を確認しています。

現在、CTC Globalは複数拠点のすべてのIT資産を一元管理できるよう、伊藤忠シンガポール会社と取り組んでいます。伊藤忠シンガポール会社の具体的な要件に合わせてデスクトップ管理ソリューションをカスタマイズし、本番稼働後はエンドユーザーへの影響を最小限に抑えるために各ITパートナーと密に連携しています。

Chung氏は、「CTC Globalのおかげで、当社は業務を効率化することができ、よりよい成果を得ることができました。今回のプロジェクト全体を通して私たちは、同社が常に高度なサービスを提供し、当社のニーズに的確に対応する姿を見ることができました」と述べています。

マネージドサービス及び今後の拡張

CTC Globalのマネージドサービスには、ソフトウェアのインストール、ライセンス管理、脆弱性の自動検知、そして高度なパッチ管理が含まれています。伊藤忠シンガポール会社へのサービス提供の過程で品質の向上を図り、将来のイノベーションにも貢献していきます。

浦上氏は今後の展開について次のように述べています。「当社はこのソリューションを2016年度末までには他のすべてのASEANおよび南西アジアのオフィスへ広げたいと考えています。そしてこのプロジェクトをCTC Globalと進めることは、技術的なトラブル解決に留まらず、ナレッジの共有とスキル開発にもつながるものと考えています」

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