事例

ソニービジネスソリューション株式会社 様

更新

防犯画像管理システムの安全・安心を支えるストレージを導入

  • Hitachi Virtual Storage Platform

ソニーが培った高い技術と専門性で企業の課題解決に貢献するソニービジネスソリューション株式会社。同社が強みとする最先端の映像技術、高品質の業務用製品とIT技術を融合したソリューションの1つに、IPカメラを利用した防犯画像管理システムがある。同社が設計から構築・運用までを担う、金融機関様におけるセンター集中型の防犯画像管理システムでは、安全・安心の観点から仮想化基盤のベースとなる共有ストレージの信頼性を最も重視している。今回、同システムの更改では、長期間にわたり安定稼働を続けた日立ストレージソリューションの実績を高く評価して後継機を選定。国産メーカーの安心感、インフラ構築を担うCTCの豊富な導入実績、そしてCTCと日立の一体となったサポートが採用のポイントとなった。

課題と効果

課題
  • トータルコストの削減
  • 長期間にわたり安心して利用したい
  • 運用保守業務の負荷軽減
「Hitachi Virtual Storage Platform+JP1」の導入
効果
  • ストレージの高信頼性と手厚いサポートにより安定稼働を実現
  • コストパフォーマンスの高いストレージでコスト削減に貢献
  • ロングライフモデルにより長期間安心して利用が可能に
  • 監視ツールの使い勝手が向上し業務の効率化を実現

導入事例インタビューデータ

会社名
ソニービジネスソリューション株式会社
所在地
東京都港区港南1-7-1
設立
1989年12月16日
URL
http://www.sonybsc.com/新しいウィンドウで開く
  • ソニービジネスソリューション株式会社 バリュー・クリエイション部門 ITソリューション技術部 統括部長 藤岡 剛氏

    ソニービジネスソリューション株式会社

    バリュー・クリエイション部門
    ITソリューション技術部
    統括部長

    藤岡 剛氏

  • ソニービジネスソリューション株式会社 バリュー・クリエイション部門 ITソリューション技術部 ITシステム設計課 統括課長 森田 篤氏

    ソニービジネスソリューション株式会社

    バリュー・クリエイション部門
    ITソリューション技術部
    ITシステム設計課
    統括課長

    森田 篤氏

金融機関様の安全・安心を担う防犯画像管理システムの要となるストレージ

ソニーグループの最先端の技術・製品とIT技術を融合したソリューション事業を展開するソニービジネスソリューション。放送局はもとより医療、文教、官公庁、金融、一般企業など、同社の事業領域は多岐にわたる。さまざまな業界を熟知したソリューション営業とシステムエンジニアが企業の課題をヒアリングし、解決策の立案から設計・開発、構築・施工、運用、保守まで一貫して対応できる総合力が同社の強みだ。

同社はこれまで、金融機関様への防犯画像管理システムの提供においても、お客様の要望を丁寧にヒアリングし、設計から構築・運用までのワンストップソリューションを提供している。防犯画像管理システムは各店舗にレコーダーを設置し撮影する方式が一般的だが、今回の金融機関様のケースでは全国各店舗に設置した防犯カメラの画像データを一元管理するべく、仮想化技術を活用しセンターで集中管理している。

国産ベンダーで国内に設計部門を持っていることが決め手に

日立のストレージソリューションを検討するべく、同社はCTCのサポートのもと、日立との間で質問や意見交換を行った。藤岡氏は、「選定の決め手となったのは、国産ベンダーで国内に設計部門があることでした。金融機関様の安全・安心を支えるシステムですから、トラブル発生時に迅速できめ細かく対応してもらえることが大切です。実際、構築時に問い合わせした時も、日立の設計部門から素早く丁寧なアドバイスをいだたき、非常に助かりました。CTCが日立ストレージソリューションの豊富な導入実績を有することもポイントとなりました」と語る。

導入後の同システムについて、ITソリューション技術部 ITシステム設計課 統括課長 森田 篤氏は次のように話す。
「同システムでは、当社が24時間監視しトラブル対応を行う体制を整えています。高信頼性は安定稼働と共に、障害対応件数の大幅な減少につながったため運用業務の効率化も図れます。また日立のストレージはディスクの故障も少ないという印象が大きいです。ディスク故障時はホットスタンバイで自動的に切り替わり、故障したディスクは切り離されます。更にCTCの4時間駆け付け対応保守サービスを利用しており、大きな安心につながっています」(森田氏)

これまでの実績に基づく高信頼性とCTCの豊富な導入実績で後継機を選択

今回、同システムの更改に伴うストレージ選定では、これまでの実績に基づく高信頼性、設計部門と一体となった日立のサポート、CTCの豊富な導入実績により、後継機である「Hitachi Virtual Storage Platform」の採用がスムーズに決まったという。導入にあたり、CTCの支援のもと日立は既存のストレージのパフォーマンスデータをベースに「Hitachi Virtual Storage Platform」の性能を検証し、大幅な性能向上を実現できるというレポートをまとめた。
「よりコストパフォーマンスの高いモデルを採用することで、金融機関様からご要望のあったトータルコスト削減に貢献することができました。また同システムは短期間で更新するものではないことから、長期間保守サポートを受けられるロングライフモデルにより、長期間にわたり安心して利用できる点も大きなメリットです」(森田氏)

また今回、他社監視ソフトウェアを日立の統合システム運用管理JP1にリプレースした。その理由について藤岡氏はこう語る。「別のシステムでJP1を利用した経験から、使い勝手が良いと感じていました。既存のツールは、やりたいことができなくて独自にアプリケーションを作って対応していました。JP1はかゆいところに手が届く仕様になっており、運用保守チームにもヒアリングを行った結果、既存ツールよりもJP1の評価が高かったことから変更することにしました。またCTCがJP1のノウハウを蓄積しており、安心して利用できることも選定理由の1つでした」

同システムでは、防犯カメラの画像データを検索しやすい「Hitachi Virtual Storage Platform」に数日間保存し、最終的にテープライブラリに長期保存する。「今回、お客様のご要望に応えるべく、権限のあるユーザーが防犯カメラの画像を見ることができる管理アプリケーションの使い勝手も改善しました」(森田氏)

防犯画像管理システム概念図

防犯分野だけでなく放送局などへの横展開も視野に

現在、同システムは本稼働に向け、引き続きCTCと日立のきめ細かい支援のもと構築が進められている。森田氏は、「CTCの技術力や豊富なノウハウ、業務に精通した知見を高く評価しています。またストレージの高信頼性に加え、日立のサポートは心強く思っています」と述べる。

そして、今後の展望について藤岡氏は、「本稼働後は、店舗追加への対応などによる拡張もテーマとなります。また金融機関様の安全・安心を担う重要かつ大規模な防犯画像管理システムの設計・構築・運用の実績を活かし、ビジネスの拡大を図っていきたいと考えています。更に、信頼性とコストパフォーマンス、運用性に優れたストレージソリューションとして『Hitachi Virtual Storage Platform+JP1』のノウハウも蓄積されてきたことから、防犯分野だけでなく放送局などにも横展開していきたいと検討しています。今後は、ビジネスのパートナーとしてもCTC、日立の両社に期待しています」と語る。

CTCと日立はこれからも連携を重ね、デジタル時代の進展に伴い増大する映像・画像データの保存や利活用のニーズに応えていく。

導入製品・ソリューション

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