コラム

検証レポート

Vol.1~ 検証開始にあたって ~

更新

CTCの独自視点を織り交ぜたWindows Server のポイントを解説

2007年11月07日

著:クロスファンクショングループ ITエンジニアリング室 プラットフォーム推進部 杵島 正和 01-1107

10月22日、CTCは日本ヒューレット・パッカード株式会社、マイクロソフト株式会社とともに、Microsoft® Windows Server ®2008(以下Windows Server 2008)に実装されたNetwork Access ProtectionおよびTerminal Serviceのソリューション検証を共同で実施すると発表した。いったい何を目的としたものか?

Windows Server 2008とは?

現在マイクロソフト社では、次期サーバOSであるWindows Server 2008の開発が急ピッチで進んでいる。9月末にはRC0がリリースされ、予定では2008年の早い段階で発表される予定である。マイクロソフト社はWindows Server 2008で現行のWindows Server 2003からさらにセキュリティ機能やネットワーク機能、管理/監視機能などを強化し、サーバOSとしての能力を高めるとしている。機能の概要は各種ITイベントやWeb記事などで特集されている(であろう)からあえて触れない。

NAPって?Terminal Serviceって?

CTCではWindows Server 2008 のソリューション検証テーマとしてNetwork Access ProtectionおよびTerminal Serviceの機能を選択した。これらの機能が実現できるところは簡単にすると以下になる。

  • クライアントの検疫によるネットワークの健全な運用を実現
  • アプリケーションの一元管理とプレゼンテーション層の仮想化を実現することで情報漏洩を防止

これらは現在のビジネス環境においてセキュリティに絡んで最近特に注目されているところである。こういった機能がWindowsだけで実現できるのであればユーザーにとっても利益が大きい。しかし、これらの機能はネットワーク、サーバ、ストレージなど,様々な要素をトータルで扱わないとなかなか簡単には導入できないことも、また事実である。

本検証の目的

本検証では、Windows Server 2008に関して上記テーマを中心に取り扱い、動作確認などに加えて苦労話も交えつつ、その状況を適宜Webにてレポートしていく予定である。そういえばCTCは長年、多種多様なハードウェア/ソフトウェアを取り扱い、しかも、それぞれの個別製品を組み合わせればどのようなソリューションになるかを考えて、技術サポート体制を整えてきた実績がある。検証が順調に進めば、多数の製品との組み合わせも披露できるかもしれない。さらに、Windows Server 2008 発表に続いてリリース予定の” Windows Server Virtualization”についても検証を予定している。いずれにせよ、なんらかの形で皆さまのお役に立てることがあれば幸いである。

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