ロボットの企業利用に向けた研究設備RoBo-LABを開設

各種ロボットやWebサービスを連携する管理プラットフォームを開発

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2016年09月15日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:菊地 哲、略称:CTC)は、ロボットの企業利用を研究する検証設備「RoBo-LAB(ロボラボ)」を本日開設し、ロボットの導入を検討しているお客様に向けた検証サービスを開始します。使用場面に応じた各種ロボットのデモンストレーションや機能の確認、ロボットアプリケーションの開発を行うものです。マルチベンダー環境でのシステム検証を可能にするCTCの総合検証センター「Technical Solution Center」(以下:TSC)内に開設するため、お客様システムとの連携についての検証が実施できます。ロボットは小売業界を中心に接客業務での活用が期待されており、CTCは2016年度で10件の提供を目指します。

人工知能やIoTとともにロボットの活用は「第4次産業革命」の中心を占め、その企業利用が注目を集めています。人型ロボットや対話型のコミュニケーションロボットについては、業務の効率化やカスタマーサービス向上の目的で店舗や商業施設での活用が想定されるものの、導入や設定、既存システムとの連携、継続的に効果を発揮するための運用管理などで専門的な知識が必要とされています。

CTCが開設するRoBo-LABでは、人型や対話型のロボット利用を具体的に検討しているお客様向けに、ロボット導入の企画検討の支援から各種ロボットのデモンストレーション、ロボットアプリケーションの開発まで、お客様の利用場面に応じた実証実験をトータルでサポートします。例えば、店舗向けには人感センサーやニュースサービス、宿泊施設では観光案内サービスとの連携など、既に用意されたテンプレートを活用した検証が可能です。

RoBo-LABを開設するTSCは、お客様が導入を検討しているシステムを実環境で評価・検証するマルチベンダー環境の総合検証施設です。企業が一般的に使用するIT製品から最新の機器まで幅広く常備しており、CTCの豊富な経験や実績、長年培った技術力でお客様の検証をサポートします。RoBo-LABをTSC内に開設することでサーバやストレージ等の設備を使用した総合的な検証が可能となるため、企業データに基づいたカスタマー毎の対応を目的とした、顧客管理や店舗管理などの既存のシステムとの連携について実現可能な範囲や効果などを確かめることができます。

またCTCは、中長期でのビジネス創出を担う「イノベーション推進室」を中心にITを通した豊かな社会の実現に向けて取り組んでおり、ロボットの本格的な普及を見込んで、各種のロボットとセンサーやWebサービスを連携するロボット管理プラットフォームを開発しました。複数の種類のロボットを統一的で直観的な画面から動かすことができ、RoBo-LABでの検証やトレーニングを通して現場に応じたロボットの操作や管理が体験できます。RoBo-LABを通してロボットの導入を決定したお客様には、実証実験の結果に基づいて、適切なロボット使用環境の設計や構築、アプリケーションの開発を行います。

CTCは今後、工業用ロボットや更なるコミュニケーションロボットへの対応とプラットフォームの機能追加によりRoBo-LABのサービス強化を図るとともに、IoTや人工知能(AI)などの分野でもTSCを中心に研究・検証のための設備を拡充し、お客様の新たなサービス創出に貢献して第4次産業革命を推進していきます。

対応ロボット

製作 ロボット
ソフトバンクロボティクス株式会社 Pepper※1
ソフトバンクロボティクス株式会社 NAO※2
ヴイストン株式会社 Sota
  • ※1 ソフトバンクロボティクスのPepperを活用し、自社が独自に実施しているものです。
  • ※2 ソフトバンクロボティクスのNAOを活用し、自社が独自に実施しているものです。
  • 対応ロボットは随時追加予定

ロボット管理プラットフォームの画面(開発中)

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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