2015年06月17日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：菊地 哲、本社：東京都千代田区、略称：CTC）は、企業向けに統合ID管理サービスを提供する米Centrify Corporation（Co-founder and CEO：Tom Kemp、本社：米国カリフォルニア州サンタクララ）と販売代理店契約を締結し、クラウドサービスをはじめとした複数のアプリケーションを1つのIDで利用できるシングルサインオンサービス「Centrify Identity Service」を7月1日から提供します。接続するアプリケーションや使用する端末に応じて、複数のメニューを用意しており、SaaSを業務で活用している企業を中心に提供し、3年間で500社への導入を目指します。
クラウドやスマートデバイスの普及に伴い、オンプレミス環境に加えて複数のSaaS型のサービスを業務システムとして併用する企業が増加しており、分散するIDとパスワードを効率的に管理しつつ、利用者の利便性を向上させることが各企業の課題となっています。
Centrify Identity Serviceは、分散するシステム利用環境で複数のIDを同期し、1つのIDとパスワードでのシステム利用を可能にするクラウド型シングルサインオンサービスです。社内ネットワークでのユーザー認証として広く使用されているActive Directory®やLDAPとも連携しており、組織変更や社員の異動の際に社外のクラウドサービスも含めてIDの変更を自動的に行うことができます。月額課金のクラウドサービスのため、システム構築時に大規模な投資を必要とせず、社員の利用するシステムやアプリケーションに合わせてコスト削減が実現できます。
また、スマートデバイスやスマートデバイス上のアプリケーションとも連携することができる点が特長です。CTCが既に提供しているファイル共有サービスやモバイルデバイス管理（MDM: Mobile Device Management）などのクラウドサービスと併せてCentrify Identity Serviceを利用することで、安全で利便性の高いBYOD（Bring Your Own Devise）環境を用意することができます。
Centrify Identity Serviceの特長
ハイブリッドな利用環境に適したシングルサインオンサービス
約3,000以上のアプリケーションとの連携実績があり、マイクロソフト社のOffice 365™やBox社のクラウドサービスなどが含まれています。
Active Directory®と連携した自動プロビジョニングが可能
アプリケーションごとのIDの変更、追加、削除、休止などをActive Directory®と連携し、ログイン時に自動的に反映します。その際、クラウド上ではIDやパスワードを保管しないため、高いセキュリティが維持できます。
アクセスログを一元管理してセキュリティレベルを向上
各アプリケーションへのアクセス情報をまとめて管理し、管理者ポータルでユーザーごとの状況を閲覧できます。
Centrify Identity Serviceのサービスフロー図
Centrify Identity Serviceに関する詳しい情報は以下のWebサイトをご参照ください。
http://www.ctc-g.co.jp/solutions/centrify/index.html
Centrifyについて
Centrifyは、ユーザーへのシングルサインオン（SSO）体験と、ITマネージャのためのシンプルなIDインフラを提供し、クラウド、モバイル、データセンター環境全体で統一されたアイデンティティ管理を実現します。CentrifyのServer SuiteソフトウェアとIdentity Serviceを活用することで、SSO、多要素認証、特権アイデンティティ管理、コンプライアンスとモビリティ管理を行い、組織の既存のIDインフラストラクチャの監査を強化します。Centrifyはフォーチュン50のほぼ半数の企業と60以上の米国政府機関を含め、全世界で5,000以上の企業・団体に利用されています。詳細については、www.centrify.comをご覧ください。
- ※ Office 365™、Active Directory®は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- ※ Boxは、Box Inc. の登録商標です。
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