データ活用プラットフォーム「D-Native」をAWS上でサービス提供

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：柘植 一郎、本社：東京都港区、略称：CTC）は、データ活用プラットフォーム「D-Native」をアマゾン ウェブ サービス（以下：AWS）上でサービス化した、「D-Native on AWS」を本日から提供します。データ活用に必要なプラットフォームとデータ活用によるビジネス効果創出の支援サービスをパッケージ化しており、少額の投資で開始できるエントリーモデルとなります。価格は月額100万円からで、製造業や流通分野など、様々なデータを用いて簡単にデータ活用を始めたいお客様に提供し、3年間で40億円の売上を目指します。

DXの普及に伴い、ビジネスで得られるデータを活用し分析結果を経営に役立てていく「データドリブン経営」が注目されつつあり、データの整理や統合などの課題に対応するため、CTCはデータ活用のためのプラットフォームD-Nativeを提供しています。今回、テスト利用やPoC（概念実証）を含めた小規模での利用ニーズに対応しました。

D-Native on AWSは、データ活用に必要な「収集・整備」、「加工・分析・AI開発」、「蓄積・処理」、「運用・監視」というフェーズに対応した機能を持つプラットフォームD-Nativeを「CUVIC on AWS」上に構築し、契約後、最短2日で用意、データ活用の支援サービスと併せて提供するソリューションです。CUVIC on AWSは、CTCが2012年から提供する、AWSを活用した環境構築・運用サポートサービスで、システム移行や運用などの豊富な実績があります。D-Native on AWSは、AWSの最新のテクノロジーを利用することで、データ活用による新規サービス開発にも適したサービスになります。

データ活用の支援サービスでは、Databricks（米国Databricks社）が提供するAI・機械学習の多種多様なユースケースのテンプレート集であるデータブリックス・ソリューション・アクセラレーターを活用し、社内外のデータ活用で解決したい課題の選定から、利用するデータの特定、可視化や分析の実施などの支援と、ハンズオントレーニングの提供を含めてお客様のデータ活用の着手をトータルでサポートします。データ活用の効果や実現性の検証に利用でき、検証を通した大規模なシステムの構想策定も支援します。

今後もCTCは、D-Nativeを中心に、AIを活用した機械学習モデルなど業務に特化したテンプレートの拡充を図り、お客様の更なるデータドリブン経営などのDXに貢献していきます。

今回のプレスリリースに合わせて、以下のコメントを頂いております。

この度、CTC様のD-Native on AWS のデータ分析のサポート基盤としてご協力させていただくことを大変嬉しく思っております。急速に変化する社会情勢の中で、企業がサステナブルな成長を実現するために待ったなしの対策が必要になる昨今、データとAIの活用は不可欠です。弊社はData & AI のリーディングカンパニーとして、国内企業のビジネスの成功に貢献すべく、“データとAIの民主化”をサポートしており、このD-Native on AWSを通し、今後も弊社の重要なパートナーのCTC様とともに、更にこの取り組みを推進してまいります。

データブリックス・ジャパン株式会社
カントリーマネージャー Greg Taylor

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の「D-Native on AWS」の発表を歓迎します。顧客のニーズが急激に変化していく中で、事業から生み出されるデータを分析し、次のビジネスに活用していくことは、企業のこれからの成長において非常に重要です。今回の発表が、知識、費用面で導入に不安な企業の皆様にとって、初期投資を抑えながら、安心して自社のデータを活用し、ビジネスの効率化、新規製品・サービスの開発など、常に変化している顧客ニーズを的確にとらえたビジネスを実現される一助になるものと期待しております。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
執行役員 パートナーアライアンス統括本部 統括本部長 渡邉宗行