2023年10月27日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、Apptio株式会社(代表取締役社長:成塚 歩、本社:東京都千代田区、以下:Apptio社)と日本初の再販パートナーとしてパートナー契約を締結し、IT投資の可視化・最適化を目的としたクラウドサービス「ApptioOne」の提供を本日から開始します。ApptioOneは、1万人以上のコミュニティに支えられた方法論に基づき、ITのコスト効率性や創出するビジネス価値を算出し、IT投資管理の高度化を支援するプラットフォームです。CTCは関連ビジネス含め3年間で50億円の売上を目指します。
近年、ビジネス環境の変化に伴い、企業におけるDXへの取り組みが進む中で、ITシステムはますます重要な役割を担ってきています。現行のビジネスを支えるシステムの維持・運用にも多くの負担がかかっており、ビジネスの成長や変革に十分な投資ができないケースや、現状の業務負荷により新たな取り組みに進めていないケースもあります。
ApptioOneは、IT投資をビジネス価値に結び付けて成果につなげる「TBM(Technology Business Management)※1」と呼ばれるフレームワークに基づいた、IT投資の可視化・最適化を支援するサービスです。ソフトウェア開発費やシステム維持・運用費における無駄や重複を可視化し、今後のビジネス投資の効果の最大化につなげるためのレポーティングや予実管理などの機能も備えています。
具体的にはデータ分析に必要な社内システム・ツールなどから財務データとIT資産管理、システム利用状況、プロジェクト管理などのIT関連データをApptioOneに取り込み、TBMに基づきデータを分類します。アプリ・サービスの利用頻度、システム基盤の利用状況、ビジネス目標・成果などが数値化されることで、ITコストの状況把握が容易になります。現行システムの無駄なコストや不必要なリソースを特定することができ、また、IT関連のプロジェクトごとにビジネスへの貢献度や投資利益率(ROI)も示されるため、IT投資戦略の策定につなげることができます。
CTCは、大規模なシステムの構築や運用で多くの実績があり、コストの算出や既存システムの調査などのノウハウを含めて、ApptioOneの提供、設計や導入、運用保守などの支援を行います。また、お客様企業におけるプロジェクトの推進や運営、継続的な高度化・最適化の提案を含めたサービスの受け入れと定着化もサポートします。
CTCは今後も、お客様の更なるITの活用に向けて、システムデータの整備や統合化といったデータマネジメントソリューションを拡充し、お客様のデジタルトランスフォーメーションに貢献していきます。
今回のプレスリリースにあたり、以下のコメントをいただいております。
Apptio株式会社は、ITファイナンスの方法論であるTechnology Business Management(TBM)の啓蒙活動と、TBMの実践を支えるSaaSソリューションであるApptioOneの提供を通じて、日本のお客様のデジタル変革をご支援しております。CTCは、大規模なシステムの構築や運用で豊富な実績をお持ちで、このたびCTCと日本初の再販パートナー契約を締結できたことを大変嬉しく思っております。お客様がIT投資からのビジネス価値の最大化を実現し、デジタル変革をさらに推進できるよう、両社で協業してまいります。
Apptio株式会社
代表取締役社長 成塚 歩
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