生成AIを活用した投資のアドバイザリーソリューションを開発

高い専門知識を必要とする業務の効率化を目指す

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2023年12月12日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、金融業や製造業などの特定分野向けの生成AIを手掛ける米Aitomatic, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:Christopher Cuong T. Nguyen、以下:AITOMATIC社)の製品を活用して、投資ポートフォリオの提案を行うAI投資アドバイザリーソリューションを開発しました。投資に関する質問や相談を対話形式で対応するソリューションで、今期から提供を目指します。

各企業では業務効率化、省人化、顧客満足度の向上などの課題解決のために生成AIの導入に取り組んでいます。しかし、効果的に活用していくためには、業務に適合するよう、一般的な知識に加え、特定の業界や領域に特化した専門知識を有する学習データの準備や継続的な改善及びチューニングなどが必要となります。

AI投資アドバイザリーソリューションは、AITOMATIC社の目的特化型の生成AIを活用して、投資を希望する人の目標や制約条件を考慮しながら、投資のリスクや利益を含めた投資ポートフォリオについて、対話形式で質問や相談に対応するチャット形式のサービスです。

投資ポートフォリオに関する外部サービスとのAPI連携、株価や決算などの財務情報の参照、業界レポートからの業界トレンド学習、サービス利用企業の社内ルールの学習といった機能を組み合わせて、対話の文脈、前後関係、背景、状況などに応じて適正な回答を導き出します。

開発で利用するAITOMATIC社の生成AIソリューションは、目的特化型モデル(SSM:Small Specialist Models)と呼ばれる比較的小規模の言語モデルを複数組み合わせており、対話の文脈、前後関係、背景、状況などに応じて、利用するSSMが自動的に判断されます。各SSMは特定領域についての短期間の学習で済み、チューニングやメンテナンスが容易になる特長があります。

CTCは、金融商品の需要予測につながる、顧客の属性データや行動データを統合し分析する大規模システムの構築実績があり、データ分析やデータ活用のノウハウをベースに今回のソリューション開発に取り組みます。

今後CTCは、AI投資アドバイザリーソリューションの提供とともに、株式や債券などのポートフォリオについてもサービス化を目指し、金融業界の業務の効率化やDXの推進に貢献していきます。

AI投資アドバイザリーソリューションの機能イメージ

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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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