Dell EMC VxRail

サーバ、ストレージ、ネットワーク、仮想化ソフトなど、仮想化に必要なシステムをすべて揃えた「コンバージドインフラストラクチャ(CI)」。 そのCIの専用ストレージコンポーネントをなくし、仮想化ストレージを利用することで集約度を更に高めたのが 「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)」です。
VxRailアプライアンスはサーバとストレージをそれぞれ用意する場合に比べ設置スペースや消費電力を大幅に削減できます。導入時においては、あらかじめセットアップされたVxRailアプライアンスが届くため、動作確認済みの構成を短期間で構築可能です。拡張の際にはノードの追加によるスケールアウト、メモリやドライブを追加するスケールアップの両方に対応できます。また、互換性および事前動作確認済みのアップデートパッケージが１パッケージで提供されており、vSphereライセンスを問わずサービスを停止することなくアップデートを行うローリングアップデートを実行できます。

VxRailはEMCとVMwareが共同開発した製品で、vSphere(仮想化ハイパーバイザー) や vCenter (統合管理) 、 VSAN (仮想化ストレージ) があらかじめ組み込まれています。VSANがハイパーバイザーのカーネル上で動くことにより高いパフォーマンスを実現するほか、各コンポーネントがVMware製品で統一されているため管理を一元化できます。
VMwareソリューションに即したソリューションを展開するのもVxRailの特徴の１つです。SDDCソリューションの中核となるVMware Cloud FoundationもVxRail上で運用することが可能です。しかも、SDDC ManagerとVxRail Managerが連携することでハードウェアから仮想レイヤを統括して管理することができます。新しいコンテナソリューションであるTanzuについても同様にVxRail上で展開することをいち早くサポートしています。
VxRailはVMwareソリューションと密に連携することでデータ センターのモダナイズ、ハイブリッド クラウドへの移行の加速、クラウド ネイティブ アプリケーションの利用を実現します。

VxRailは、米国における最高レベルのセキュリティを提供し、連邦セクター（NIST 800-53、NSA）、金融サービス（PCI DSS、DISA STIG、FIPS）、医療機関（HIPAA）、クラウドプロバイダー（HIPAA）が効果的なサイバーセキュリティソリューションを実現できるようにします。

また、VxRailにはビジネスクリティカルなアプリケーションとデータを保護するための多くのオプションがあります。いくつかのオプションが追加費用なしで利用できます。 それらはすべて、ビジネス要件に基づいて相互に補完し合っています。

VxRailは豊富な実績のあるPowerEdgeをベースに開発が行われています。多彩なベースモデル、インターフェース、アクセラレータを自在に組み合わせることで「必要なリソース」を得ることができます。
モデル、世代の混在も可能なので不必要にシステムを分散することなく、統合的にシステムを構築することができます。新しいアクセラレータソリューションを従来のシステムで利用するなど、お客様のシステムの投資を保護します。