概要
近年、製造業を始めとする多くの企業様において、効率的な新規材料開発の目的としてマテリアルズ・インフォマティクス（以下MI）技術の導入・内製化が検討されています。「MI Success Lab」ではそういったMI技術の内製化を「MI分析の代行」×「分析プロセスのスキルトランスファー」の両面から伴走にてご支援し、お客様のビジネス課題の解決を強力に推進いたします。
特長
CTCには、製造業やサービス業を含めた様々な業種のお客様に対して、データ分析やAI環境の構築、AI活用のコンサルティングなどのサービスや、材料分析の分野でも30年以上ソリューションを提供してきた実績があり、長年蓄積したノウハウに基づき本サービスを開発しました。
ソリューション
MI Success Labでは「MI分析の代行」×「MI分析プロセスのスキルトランスファー」の2つのコンテンツを合わせてお客様にご提供いたします。
MI分析の代行
お客様から受領した実験データをもとにAIモデルを作成し、目標物性を達成するための最適な実験条件を算出いたします。
MI分析プロセスのスキルトランスファー
上記で実施した一連のMI分析プロセスや使用するプログラムの使用方法などを、個別勉強会やQAサポートなどを通じてお客様にスキルトランスファーいたします。
以上により、単なる受託分析だけに留まらず、お客様社内でのMI内製化も推進し、お客様社内での効率的な新規材料開発体制の整備に貢献いたします。
導入プロセス
MI Success Labではヒアリングをもとにお客様のビジネス課題を定量的に把握し、目標達成に向けたAIモデルの作成やそれに基づいた最適実験条件の算出を行います。さらに定期的な分析状況報告会や個別勉強会などを通じてお客様のビジネス課題の解決、意思決定に貢献いたします。
当社の取り組みのご紹介
大手建材メーカ様
熟練研究者の方が自身の専門知識及び経験と勘で実施していた新規材料開発について、その実験条件（材料の配合比率、加工プロセス条件など）をMI技術を活用して分析・モデル化し、対象となる全ての物性の目標値を達成しつつ、コストを20％削減する実験条件を見出しました。
また、上記の実験条件を見出す一連のMI分析プロセスを個別勉強会を通じてお客様にスキルトランスファーすることでMI分析の自走が可能となり、お客様社内での内製化を実現しました。
三重県工業研究所様
熟練作業者の方が経験と勘で実施していた陶磁器の作成作業をMI技術を活用して分析・モデル化し、対象となる全ての物性の目標値を達成する材料配合条件を見出しました。
それにより、陶磁器作成に関する匠の技術を安定して継承できるようになりました。
