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Case Study

プロ野球の公式記録管理システムを刷新
一般社団法人 日本野球機構 様

課題と効果

課題と効果

NPB-BISの全体像

NPB-BISの全体像

プロ野球データのオープンイノベーション

NPB-BISの本来の力が発揮されるのはこれからだ。公式記録や関連するデータの価値は、今後ますます高まることが予想される。NPBは今、NPB-BISを含むプロ野球データのオープンイノベーションの取り組みとして「BIP:Baseball Data Innovation Platform(仮称)」というデータ公開基盤を構想している。NPBで新規事業開発を担っている吉田氏は語る。「NPB-BISに蓄積された公式記録だけでなく、プロ野球に関する様々なデータを集約して、企業や研究機関などの第三者に提供し、活用いただくというプランが進行中です。新しい発想やアイデア、AI(人工知能)、画像解析などの先端技術を持つところにデータを提供することで、新しいアプリケーションやサービスを創造し、デジタルコンテンツとのイノベーションを起こし、野球データの価値向上やより野球が身近に思える感動体験を増やして、プロ野球やスポーツを盛り上げていきたいと考えています。」

ここでもNPB-BISを運用するCTCの出番だ。CTCは1994年からデータ分析ソリューションに取り組み、ビッグデータやIoT、AIに関連したプラットフォームビジネスに精通している。公式記録のデータ提供の仕組みに加え、新しい技術を自由に活用できるプラットフォームづくりにNPBの期待がかかる。また、2017年6月からはオープンイノベーションをサポートするサービス「CTC Future Factory」も開始しており、CTCは強みである「つなぎ、組み合わせる力」でプロ野球のデジタル変革を支援していく。

「CTCは幅広い業界の企業とお付き合いがあります。そうした企業にも働きかけてもらって、新しいサービス開発などに一緒に取り組んでいきたいですし、新しい価値を共に産み出せるようになりたいですね」と吉田氏は語る。

公式記録を活かした新しい価値づくりを進めるためにも、NPB-BISの安定的な稼働は必須条件だ。また、現場の要望を反映した機能拡張なども求められる。CTCはこうした課題を着実にクリアし、NPBのみならずスポーツ界全体のデータ活用とイノベーションを強力にサポートしていく。

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