Technical Report
量子コンピューティングの活用支援
量子コンピューティング活用サービス
2023年から量子コンピューティングの活用に向けたサービス「CUVIC for Quantum (以下:CUVIC-Q)」の提供を開始しました。量子力学の原理を使い大量の計算を同時に実行できるため、組み合わせ最適化やシミュレーション、機械学習、セキュリティなど幅広い分野での実用化をサポートできる点が特徴です。
CUVIC for Quantumのサービス概要図

サービス概要
- 量子コンピュータ利用ライセンス
- IBM、AWS、Microsoftが提供する量子コンピュータの環境を利用できるライセンスを提供しています。
- 量子活用アセスメント・アルゴリズム検証サービス
- アセスメントサービスでは量子技術の活用領域を探索します。アルゴリズム検証サービスでは環境を開発し、検証、評価を行っていきます。量子技術を専門にしているパートナー企業と連携し、お客様が実業務で量子技術を活用できるよう支援していきます。
- 量子トレーニングサービス
- 受講者のスキルに応じて、テクニカルトレーニングを3つの形態で提供しています。ITシステムの保守・運用サービスと教育事業を手掛けるCTCテクノロジーと連携しており、新コースも順次開講しています。
クラウド型量子コンピューティングサービスの拡充を図り、2024年4月以降に複数の量子コンピュータを束ねて、計算する内容に応じて量子アルゴリズムやSDK(Software Development Kit)※2を提供し、様々な量子コンピュータとの接続を可能にするプラットフォーム/マネージドサービスを提供予定です。
CTCは、複雑化、高度化するシステム運用の負荷低減や、セキュリティ強化を支援するオープンハイブリッドクラウド統合基盤サービスを「OneCUVIC」というブランド名で展開しています。提供を開始したCUVIC-Qもその一環で、マネージドサービス、マネージドセキュリティサービスをクラウド型量子コンピューティングサービスに付加することで、安心して活用できる環境を整え、お客様のビジネス支援を目指していきます。
- アプリケーション開発に必要となるプログラムやAPIなどをセットにしたツール。
記載内容は掲載当時の情報です。最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。