2014年04月10日 シーティーシー・エスピー株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（略称：CTC）のグループ会社で、IT関連機器やソフトウェアの販売を行うシーティーシー・エスピー株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：櫻庭 愼一郎、略称：CTCSP）は、日本ヒューレット・パッカード株式会社、日本マイクロソフト株式会社とHP社のモバイル製品にWindows Embedded OSを搭載したモバイル・シンクライアントを販売することで合意し、CTCSP独自技術の画面ピンチアウト機能や個別アプリケーションの組み込み、画面カスタマイズなどカスタマイズ対応のモバイル・シンクライアントの販売・保守サポートを開始します。
タブレット端末や17インチ以上の大画面ノートパソコンで、Windows Embedded OSを搭載したシンクライアント製品の提供は業界初となります。付随する仮想サーバや周辺ソリューションを含めた初年度の売上目標は10億円です。
Windows Embedded OS搭載のモバイル・シンクライアント ラインアップ
拡大する国内モバイル・シンクライアント市場
在宅テレワーカーの拡大やテレワーク推進によるオフィスの節電効果、事業継続対策などを背景に、日本国内でのクライアント仮想化率は、2015年には37％に達するとIDC Japanでは予測されています。
クライアント仮想化のニーズは、東日本大震災以降、地方公共団体を中心に高まっており、また、2014年4月にサポート終了を迎えるWindows XPの対応としても、シンクライアント化の市場は拡大しています。一方、デスクトップ型PCやノート型PCのシンクライアント化に比べて、タブレット、2in1ノート型、大画面ノートパソコンなどのモバイル製品のシンクライアント化は遅れており、その理由の1つとして、カスタマイズ対応が可能なモバイル・シンクライアント製品がないことが挙げられています。
この度、CTCSPでは、お客様のニーズに対応すべく、HP社製各種モバイル製品にWindows Embedded OSをカスタマイズして組込んだモバイル・シンクライアントの販売・保守サポートの提供を開始します。このモバイル・シンクライアントは、業務に合わせてOSや認証、周辺デバイスなどのカスタマイズが可能で、CTCSP独自技術のタブレット端末画面のピンチアウト機能、アプリケーションや生体、カード、ワンタイム認証システム、シンクライアント環境での対応が難しいUSBデバイスの管理などに顧客ニーズにあわせて対応できる業界初のモバイル・シンクライアントです。
また、CTCSPでは、モバイル・シンクライアントだけでなく、仮想化ソリューション、認証ソリューションなど、シンクライアント化に必要な付帯システムの設計、カスタマイズ、構築、サポートまでワンストップで提供します。
データをシンクライアント機器に残さないWindows Embedded OSの仕組み
読み出し専用のSSDメモリを機器に搭載し、Windows Embedded OSの書込み保護機能によって、データを一切残しません。
モバイル・シンクライアントのカスタマイズを可能にしたWindows Embedded OSの仕組み
独自のノウハウによって、書込み保護フィルタをカスタマイズ。通常使用するプリンタに対してのみ印刷許可のほか、生体認証アプリの組込みなど業務に合わせた最適化が可能です。
今回の発表に際し、日本ヒューレット・パッカードよりコメントをいただいています。
日本HPは、このたびのCTCSP社のモバイル・シンクライアント製品の販売開始を歓迎いたします。
高い信頼性と高性能のHPモバイル製品を採用いただいたことは、市場の拡大に貢献するものと期待しています。今後も日本ヒューレット・パッカード株式会社は、法人向けPC製品のラインアップを強化し、高い信頼性と革新性を兼ね備えた製品を提供できるよう努めてまいります。
日本ヒューレット・パッカード株式会社
執行役員
プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括
コマーシャル営業統括
松山 敏夫
シーティーシー・エスピー株式会社について
1990年4月に設立されたシーティーシー・エスピー株式会社（略称：CTCSP）は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のグループ会社です。世界各国の最先端のＩＴ企業とのパートナシップに基づき、企業内インフラのみならずクラウドインフラに必要不可欠な製品および独自ソリューションを国内のお客様にお届けいたします。
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