140年以上にわたって鹿児島県の地域経済を支えてきた鹿児島銀行。
同行は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)の支援により、DataRobot社のAI開発プラットフォーム製品「DataRobot」とメンバーによるAI開発を支援する「AIサクセス・サービス」を採用し、AIモデルを自社メンバーで開発する「AI内製化」を実現しました。
課題と効果
- 課題
-
従来は、他社が提供するAIサービスを利用
- AIサービスの詳細な仕様が不明確
- メンバーのAIに関する知識・経験の獲得が不十分
- AI開発プラットフォームと伴走型支援サービスを採用
- 効果
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メンバー自身が学習データを用意し、AIモデルを開発
- 作成したAIモデルの仕様を理解
- AI開発作業を通じてAIに関する知識・経験を獲得
導入事例インタビューデータ
- 会社名
- 株式会社鹿児島銀行
- 設立
- 1879年(明治12年)10月6日
- 所在地
- 鹿児島市金生町6番6号
- 資本金
- 181億30百万円
- 代表者
- 取締役頭取 松山 澄寛
- 従業員数
- 2,126人
- URL
- https://www.kagin.co.jp/
-
右から
IT統括部
主任調査役 古市 武廣氏
調査役 田中 健児氏
行員 福元 啓祐氏
行員 徳永 佳久氏
行員 後藤 絵里奈氏
行員 山口 亜理沙氏
背景・課題
AIサービス利用からAI開発へ
鹿児島銀行は、「デジタル戦略グランドデザイン(10年戦略)」に基づき、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進体制を構築しています。同行は、地域社会への貢献のための新たな施策として「地域でのDX推進」を目指しています。2022年5月、経済産業省より「DX認定事業者」として認定されました。
これまで同行は、他社が提供するAIサービスを利用していました。
このAIサービスは仕様が非公開であったため、自社の業務に合わせることが困難でした。また、メンバーがサービスを利用するだけでは知識や経験を身につけることができず、人材育成が課題となっていました。
実施内容
AI開発ツールの活用で「AI内製化」を実現
同行は2021年4月にDX推進方針を見直し、「AI内製化」というDX推進方針のもと、開発ツールの導入と自社メンバーによるAIモデル開発を決定しました。
CTCは、最新技術を手軽に利用できる「DataRobot」と、その活用をメンバーのスキルやチームの状況に応じて柔軟にサポートする「AIサクセス・サービス」を提案し、採用されました。
同行は、2022年度から個人向け営業分野でDataRobotを使った販売促進を開始しました。
今後、鹿児島銀行はDataRobotとAIサクセス・サービスを活用し、社内および地域でのDXの推進を加速していきます。