事例

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 様

更新

柔軟な分析ツールで戦略的なデータ活用を推進

「Tableau」でデータ分析の柔軟性が向上、時間とコストの削減も実現

診断薬のリーディングカンパニーであるロシュ・ダイアグノスティックス。同社は、既存のBI(Business Intelligence)システムからレポートを作成するのにデータ分析方法が限られていたため、さらなる分析を行うのに表計算ソフトを併用するなど、多くの時間とコストをかけていた。そこでCTCの支援のもと、BIツールのTableauを導入。実務担当者が必要とする分析を自分の手で柔軟に行えるようになった。加えて、高い操作性によって分析作業の属人性を解消。全社でより戦略的なデータ活用ができる体制が整った。

課題と効果

課題
  • 分析方法が限定され、データの戦略的活用が困難
  • 定型外の分析に多くの時間とコストが必要
  • 分析作業が個人のスキルに左右される

Tableauの導入

効果
  • 柔軟な分析でデータの戦略的活用が可能に
  • 多彩な分析がその場で行え、時間とコストを削減
  • 高い操作性によって分析における属人性を解消

導入事例インタビューデータ

会社名
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
所在地
東京都港区芝2-6-1
設立
1998年
URL
http://www.roche-diagnostics.jp/新しいウィンドウで開く
  • ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 IT部門 クロスアプリケーショングループ マネジャー 坂元 剛壱郎氏

    ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

    IT部門 クロスアプリケーショングループ
    マネジャー

    坂元 剛壱郎氏

  • ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 IT部門 クロスアプリケーショングループ スペシャリスト Justine Liu氏

    ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

    IT部門 クロスアプリケーショングループ
    スペシャリスト

    Justine Liu氏

  • ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 IT部門 クロスアプリケーショングループ 丸山 浩氏

    ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

    IT部門 クロスアプリケーショングループ

    丸山 浩氏

導入背景

時間とコストを要する分析作業、属人性の排除も課題

スイスを本拠地に、世界150ヵ国以上でビジネスを展開するヘルスケアのグローバルカンパニーであるロシュグループ。同グループの診断薬・機器事業部門の日本法人であるロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、免疫、生化学、遺伝子検査を中心とする幅広い製品で業界をリードしている。

また、患者や一般利用者向けに子宮頸がんの「あかずきん.jp」、性感染症(STI)の「おしえて!STI」といったWebサイトを展開し、疾患と検査について理解を深める活動も行っている。

診断薬で業界トップを維持するために欠かせないものは、営業などの業務におけるデータ活用だ。同社 IT部門 クロスアプリケーショングループ マネジャー 坂元 剛壱郎氏は「今までは担当者の経験に沿った施策などで営業活動をすることが多かったのですが、今後は、ベースとなる各種データに基づき、より戦略的でプロアクティブな営業活動を行う必要があります」と話す。

同社ではデータ活用のためにこれまで、Tableauとは別のBIを導入していたが、限られたパターンによる分析にとどまっていたという。

同社 IT部門 クロスアプリケーショングループ 丸山 浩氏は「営業担当者をはじめとするユーザーは、パターンにない分析をする場合、自分で必要なデータを集め、表計算ソフトで結合して分析しており、多くの労力をかけていました。しかも、必要なデータを取得するため、IT部門を通じてBIシステムの構築や運用を担当する外注先へその都度発注しなければならず、それも時間とコストが増す原因のひとつとなっていました」と語る。

一方、分析結果のレポートは従来、フルスクラッチで独自開発した専用システムを用いていた。こちらも用途が限定されていたため柔軟性に欠けており、規模の小さな修正でも外注先に依頼する必要があったという。

さらに分析作業の属人性も課題にあがっていた。同社 IT部門 クロスアプリケーショングループ スペシャリスト Justine Liu氏は「表計算ソフトで分析を行うと、どうしても個人の力量に大きく左右されてしまいます。データ活用をより促していくには、誰もが同じレベルの分析を容易に行える仕組みが必要でした」と明かす。そして他にも、データ量が増えるとレスポンスが著しく低下するなどの課題も抱えていたという。

システム概要

Tableauの導入で分析の課題を解決、戦略的なデータ活用の体制を整備

これらの課題を解決すべく、同社は2014年4月、タブローソフトウェア社のTableauを導入した。Tableauは、優れた表現力と高い操作性を兼ね揃えており、海外3万2,000社、国内1,000社以上の導入実績を持つ。

坂元氏はTableauの選定理由を「多彩なビジュアルやキューブといった強力な機能、見やすさや使いやすさなどを総合的に判断して採用を決めました」と述べる。

Tableauはロシュグループのアジア太平洋エリアで一括導入することになり、サーバ類はシンガポールに集約し、日本からはリモートで利用する体制とした。

導入効果

2015年2月、Tableauの導入を成し遂げたロシュ・ダイアグノスティックス。これにより、同社は様々な課題が解決できた。

「データ分析の方法が従来に比べて多彩になりました。今までのように定型外の分析を行うため外注先に依頼したり、ユーザーが自らデータを取得して表計算ソフトで統合・分析したりすることがなくなり、そのために費やしていた労力とコストが削減できました。その結果、分析からレポート作成に要する時間が、従来約1ヵ月かかっていたのが約1~2週間に短縮できました」(坂元氏)。

丸山氏も「データを地図上にプロットするなど、今までできなかった分析・レポート作成が行えるようなり、新たなビジネスにつながるアイデアが生まれるなど刺激を受けています。レポート作成の作業自体も、ユーザーが画面を見ながら内容やレイアウトなどを調整できるため、外注していた当時に比べ、より意図に沿ったレポートが作成可能となりました」と手応えを感じている。

分析作業の属人性もTableauによって解決している。「Tableauは高度な分析でも容易な操作で行えるため、表計算ソフトのスキルなど、個人の力量に大きく影響されなくなりました。また、レポート作成に関しても属人性を解消できました。グラフで注目ポイントを際立たせたい時など、ビジュアルの作り込みもTableauなら手軽に行えます」(Justine氏)。

丸山氏は今回のTableauの導入を総括して、「営業をはじめとする社員が柔軟にデータを分析できるようになったことで、会社全体で戦略的なデータ活用を推進する体制が整いました」と強調する。

CTCをパートナーにスムーズな導入や性能改善を実現

同社はTableauをCTCの支援のもとに導入している。坂元氏はCTCをパートナーに選んだ理由を「CTCはTableauを含めたBI全般の知見や経験が豊富であり、かつ、支援体制も充実しているので、安心して任せられます」と言う。

システム構築におけるCTCのソリューションにも同社は満足しているという。Justine氏は「当社のビジネスを深く理解し、使いやすさを念頭においた見せ方など細やかに検証しながら、最適な形でのTableau導入とビジネスにおける活用提案をしてくれました。また、導入はロシュグループのグローバルなプロジェクトでしたが、海外拠点とのやりとり、さらには現地での会議までCTCに支援いただいた部分もあり、プロジェクトメンバーの立場として携わってもらえ大変助かりました」と語る。丸山氏も「Tableauのレポート表示におけるパフォーマンスについても、データや回線のチューニングを繰り返し、表示まで10秒以内という私たちの要望を達成してくれました」とCTCの現場力を高く評価する。

今後の展望

TableauとCRMの連携など、さらなるデータ活用で競争力強化

今後はTableauを中心に戦略的なデータ活用で、ビジネスをより加速させていく。「全国の営業拠点でTableauの分析結果を共有し、営業強化につなげられるような構想を描いています。加えて、CRMなど他のシステムとTableauを連携させ、経営層向けに経営データの分析結果をタイムリーに提供できる仕組みも構築したいですね」と坂元氏は展望を語った。

導入製品

分析画面イメージ

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