Dell EMC PowerProtect ファミリーは、統合データ保護基盤を構築するための一体型のデータ保護アプライアンスと、既存バックアップ環境にも導入可能な重複排除バックアップストレージです。
PowerProtect DP4400 システム概要
一体型の統合データ保護基盤
バックアップサーバAvamarとバックアップストレージPowerProtect DDが1台に内蔵されており、通常1:10~1:55の重複排除効率でバックアップデータの大幅な削減が期待できます。
また、DP4400 は物理/仮想、アプリ/DB、NAS、PCと幅広いバックアップ対象をこれ1台でカバーします。
そしてBCP/DR対策として、2台での別サイトへのレプリケーション構成も可能です。

ポイント その1
バックアップ時間の問題を解消
- 重複排除技術と永久増分バックアップにより、長時間のフルバックアップを排除。
- 毎日のバックアップでは、増分バックアップデータをさらにクライアント側で重複排除して短時間、低ネットワーク負荷で実行。
- また、バックアップサーバAvamarの独自設計により、他のバックアップソフトで必要な合成バックアップ処理の実行も不要。
- バックアップ完了後、いつでもすぐにフルバックアップ相当のデータからのリストアが可能。
※) ファイルシステムバックアップ、VMware、Hyper-Vの仮想マシンバックアップ、NDMPバックアップが対象

ポイント その2
2Uの筐体内で最大96TBの重複排除ストレージを実現
- 24-96TBモデルの場合、導入時から96TB分のディスクを搭載しているため、5分程度のライセンス追加処理だけで、96TBまでのストレージ増設がいつでも可能。
- 面倒なハードウェア増設は不要。
- 1:10~1:55の重複排除効率により、1筐体でも大量のバックアップデータを格納可能。
- また、PowerProtect DD(Data Domain)の堅牢性(定期的なデータの検証/障害検出・修復)により、大切なバックアップデータを確実に保護。単なるデータの置き場所ではありません。
※) 8-24TBモデルの場合、24TB以上の拡張時にはHDDの増設で対応
ポイント その3
導入 / 運用しやすいオールインワンアプライアンス
- データ保護に必要なすべてを1台に集約したオールインワンのアプライアンス
- 面倒な機器構成やソフトウェアオプションの選択など不要で、必要な容量と10GbE NICのポート対応を選ぶだけ。
- また、ハードウェアには信頼のPowerEdgeを利用しているため、ハード、ソフトともに全て自社(Dell Technologyグループ)製。
- 運用時に安心なワンストップサポートをご提供。

PowerProtect DP4400 システム基本構造
コンバージド型の一体型データ保護アプライアンス
PowerProtect DP4400は、PowerEdge上にVMware vSphere を搭載し、その上に各機能をVMとして実装。
これ1台で全てに対応する、これからの拡張性も見据えたオールインワンタイプのアプライアンス。

これ1台で統合データ保護基盤を実現
バックアップサーバ Avamarの幅広いカバレッジにより、物理/仮想環境から、アプリ/DB、NDMPバックアップまでカバー。
さらにこのクラスのアプライアンスには少ない、PCバックアップにも対応。
もちろん、クラウド連携機能にも対応。 これ1台でお客様環境に統合データ保護基盤を実現可能。

BCP/DR対策にも最適
PowerProtect DD(Data Domain)の高い重複排除効率による、ネットワーク負荷の少ないレプリケーションにより、2台のDP4400で簡単にBCP/DR対策に対応したデータ保護基盤を実現可能。
いつでも簡単にDRサイトでのリストアが実施可能。

高い拡張性と柔軟性
クラウドストレージへのバックアップデータのティアリング(Cloud Tier)や、クラウド上でのVMバックアップのリカバリ(Cloud DR)、さらにはクラウド上にAvamar+PowerProtect DD(仮想アプライアンス)を構築して、クラウド上へのレプリケーションなど、様々なクラウド連携にも対応。
また、PowerProtect DD(Data Domain)の特徴を生かしたアプリケーションからのダイレクトバックアップにも対応。
お客様の要件に合わせた柔軟な拡張性をご提供します。