SOLIDWORKS 完全アドオン構造解析ツール
SOLIDWORKS Simulation の機能紹介をいたします。
詳細説明
線形静解析
構造物の変形と応力を弾性範囲で微小変形の問題について解析します。荷重を受けた製品の変形や内部の応力状態を数値化して把握することで初心者でも設計の問題点の理解と整理が容易にできます。
固有値解析・線形座屈解析
構造物が持つ振動特性を計算する固有値解析では、モード特性に対する荷重の影響を考慮した計算が可能です。また、薄い構造物が軸方向の小さな荷重でも大きく変形してしまう座屈現象も解析します。これら構造物固有の特性を検討することで、より精度の高い設計が可能です。
定常/非定常熱伝導解析
熱による加工や冷却問題において、熱の伝道特性を把握することは非常に重要です。さらに熱伝導解析で得られた温度情報を静解析で温度荷重として計算し、熱による膨張や収縮を加味した熱応力解析を行うこともできます。
落下解析
設計者向けCAEツールとしては初の落下解析をサポートしました。携帯電話などのモバイル機器が急速に発達している現在、それらの使用環境か落下・衝撃に対する耐久性が重要となってきます。SOLIDWORKS Simulation では落下高さや衝撃速度を設定するだけで簡単に落下解析ができます。
非線形解析
SOLIDWORKS Simulation 上で材料/幾何/接触の非線形問題を解決することができるようになりました。樹脂やゴムなど弾塑性材料や温度依存性材料での解析、あるいはそれらを使った変形の大きい解析などの非線形解析がすべて可能です。
疲労解析
疲労は、多くの物体、特に金属製の物体の破壊の主要要因です。荷重を繰り返し与えると、発生した応力が応力限界よりはるかに小さくても時間とともに物体が弱くなり疲労していきます。SOLIDWORKS Simulation ではデフォルトで用意されているS-Nカーブを設定し、サイクルイベントを決めるだけで疲労解析が可能です。
機構解析
SOLIDWORKS Motion は、SOLIDWORKS に完全アドインできる機構解析ツールです。モータやアクチュエータの動力消費量の測定や、リンケージのレイアウト、カムの設計をモーションシュミレーションで行う事で設計の機構的検証が、より視覚的かつ定量的に行えます。
線形動解析
線形動解析では、線形静解析では考慮されない慣性力や減衰力を考慮した解析が行えます。荷重環境の定義としては、モーダル時刻歴、調和振動、不規則振動などの定義が可能です。