|特集|既存のクラウドを超える 今、ITは新たなステージへ

ITの“所有”から“利用”への流れの中で生じたクラウドコンピューティングは、技術の変化や時代の要望に応じて高度化かつ多様化しています。
ここでは、CTCの新しいクラウドサービス「CUVICmc2(キュービックエムシーツー)」提供までの歩みをクラウドコンピューティングの潮流とともにご紹介します。
1990年~ オープンシステムの時代
クラウドの潮流
1995年
- Amazon設立
1998年
- Google設立
- VMware設立
CTCの歩み
1988年
- オープンシステムの時代に先駆けて横浜コンピュータセンター(YCC)を開設

1995年
- 神戸コンピュータセンター(KCC)を開設
2000年~ ネットワークの時代
クラウドの潮流
2006年
- 現Google会長のエリック・シュミットがインターネットを通して利用するITを“ 雲”と表現。クラウドコンピューティングという言葉が生まれた
- Amazon Web Service(AWS)提供開始
2007年
- AppleがiPhoneの販売を開始
- IDCが“第3のプラットフォーム”を提唱
2008年
- 最初のクラウドOS「Eucalyptus」リリース
CTCの歩み
2005年
- データベースを統合した利用型システム「DB Pool」の提供開始
- マルチベンダー総合検証センター「テクニカルソリューションセンター(TSC)」を開設
2006年
- すべてのITリソースを利用型で提供するユーティリティコンピューティングの検討開始
1961年
ジョン・マッカーシーが、クラウドコンピューティングの原型となる「ユーティリティコンピューティング」を構想する
“If computers of the kind I have advocated become the com puters of the future, then com puting m ay som eday be organized as a public utility just as the telephone system is a public utility… The computer utility could become the basis of a new and important industry.”
―John McCarthy's speech at the MIT Centennial in 1961.
プログラミング言語LISPの開発者で計算機科学者のジョン・マッカーシーは、既に1961年に、クラウドコンピューティングというコンセプトの原型となる利用型IT「ユーティリティコンピューティング」の到来を予測していた。
2007年
- 国内初、VMwareとGlobal System Integrator(GSI)契約を締結
- プライベートクラウド「VM Pool」を提供開始
2008年
- パブリッククラウドの「TechnoCUVIC」を提供開始
※CUVICはCTC Utility Service on Virtualization Infrastructure Componentsの略称。
2009年
- プライベートクラウドの遠隔運用サービス「CUVICAvail」(旧RePlavail)を開始
2010年~ クラウドの時代
クラウドの潮流
2010年
- クラウドOS「OpenStack」リリース
2011年
- 「ビッグデータ」のキーワードで分析ソリューションが注目
CTCの歩み
2010年
- 「クラウド時代のビジネスインフラストラクチャーを創造」をコンセプトに掲げ、クラウドサービスを集約・体系化
2013年
- クラウドサービスを提供するデータセンター、横浜コンピュータセンター北館(NYC)を新設
- ITインフラ環境をサービス化し、システム運用・管理サービスと合わせて、一括提供する「ElasticCUVIC」を開始
2014年
- OpenStack上のクラウドネイティブ・アプリケーション環境「RACK(Real Application Centric Kernel)」を公開
2015年
- Virtustream(バーチャストリーム)と契約を締結し、基幹系システム向けクラウドサービスの取り組みを開始
- SAPのインメモリ型ミドルウェアSAP HANAの取り扱いを開始
- 次世代アプリケーションおよびプラットフォームを研究・開発する組織「クラウドイノベーションセンター」を設立

2015年10月のCUVICmc2合同記者説明会の様子。左からVirtustreamロドニー・ロジャースCEO、CTC菊地哲社長、SAPジャパン福田譲社長、CTC大久保忠崇CTO
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