CTC、セキュリティ運用施設を開設し、グローバルに対応したマネージド・セキュリティ・サービスを開始

企業のITシステムは常に新しいセキュリティの脅威が発生しています。近年では、特定の企業を狙った、巧妙で検知しにくい標的型攻撃が拡大しており、攻撃に対する防御だけでなく、攻撃後の被害状況を適切に把握できる体制が求められています。セキュリティレベルの高いシステムの構築に加え、専門家による監視や監査など、日々の運用でセキュリティレベルを維持することが必要です。

今回、CTCはお客様のセキュリティ管理業務を総合的に支援するため、防災・防犯対策を十分に備えたCTCのデータセンター内に、遠隔から監視を行う「CTCセキュリティ・オペレーション・センター（CTC-SOC）」を新たに開設します。24時間365日、リアルタイムにファイアウォールやIPS（Intrusion Prevention System：不正侵入防止装置）等のセキュリティ機器を監視し、収集した情報をもとに脅威を分析するサービス「CTCマネージド・セキュリティ・サービス（CTC-MSS）」を開始します。
CTC-MSSの提供にあたり、金融業を中心に世界で約6,000社にセキュリティサービスを提供している米SilverSky社（正式名称：Perimeter Internetworking Corp.、CEO：Tim Harvey、本社：アメリカ合衆国コネチカット州）と提携しました。ワールドワイドな脅威情報の収集によるグローバルな企業へのサービス提供と、長年のノウハウの蓄積による、幅広い製品群を網羅する対応が可能です。
脅威の監視・分析にあたっては、攻撃手法の分析や対応策の研究・開発を行うセキュリティアナリストをサービス開始時点でSOCに14名配備し、今後も継続的にアナリストの分析技術の更なる高度化や増員を図っていきます。

CTCは、今年度の重点施策としてセキュリティを含めたサービスビジネスの強化を掲げており、今年4月には、セキュリティの検査・監査・コンサルティングサービス、お客様企業ごとのセキュリティシステムの構築サービス、最先端のセキュリティ製品の組み合わせの検証や保守サポートを提供していた組織を、新たに「セキュリティビジネス部」として統合しました。 今回、新たにCTC-MSSを開始することで、セキュリティシステムの提案から導入、維持・改善までを含めたトータルサービスの提供が可能になりました。

今後は、CTC-MSSをCTCのセキュリティ事業の中核と位置付け、継続的にアナリストの分析技術の更なる高度化や増員を図るとともに、CTCが提供するソリューションや保守サポートサービス、クラウドやデータセンターサービスなど、各種サービスとCTC-MSSとの連携を高め、引き続き、お客様のセキュリティ対策と安全なIT利用を支援していきます。

SilverSky社は、クラウド型のマネージド・セキュリティ・サービスを提供する独立系のサービスプロバイダーです。高度なデータ消失防御の機能を持つ電子メール保護サービス、ネットワークセキュリティサービス、重要データを効率的に防御するマネージドアプリケーションサービスなどをクラウド型で提供するSecurity-as-a-Serviceプラットフォームが特徴です。金融、小売、ヘルスケア、エネルギー、社会基盤、製造分野等、約6,000社にセキュリティサービスを提供しています。www.SilverSky.com