イベント・レポート

CTC Forum 2018

「AI × IoT」で実現する新時代のスマートシティ
課題解決型から“データ主導型アプローチ”へ

更新

スマート街灯は交通状況や気象など多彩なデータを収集・加工・分析して、さまざまな用途に活用できるものへと進化

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開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 セキュリティ・ITサービス企画本部 AIビジネス推進部 課長 久保田 さえ子

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 セキュリティ・ITサービス企画本部 AIビジネス推進部 課長 久保田 さえ子

これまでスマートシティへの取り組みは、単発的なICTを活用して都市課題を解決するというアプローチが主流でしたが、AIやIoT、ビッグデータ、クラウドなどの進展により、最近では都市生活全体を通じてデータを利活用し、あらゆる課題を俯瞰的に解決していくという“データ主導型アプローチ”が主流となりつつあります。

スマートシティの現状をスマート街灯の例で見ると、これまではエネルギーの省力化や運用監視といった課題を解決するために、LED街灯を導入して遠隔操作によって運用を効率化するという取り組みが主流でした。しかし最近では、LED街灯をIoTデバイスと位置づけ、高性能のセンサーやカメラを搭載し、電力消費にかかわるデータだけでなく、交通状況や気象といった多彩なデータを収集・加工・分析して、さまざまな用途に活用する新世代のスマート街灯へと進化しつつあります。これにより、スマート街灯は運用の効率化だけでなく、新たなサービスの創出に寄与できるようになります。

このような新世代のスマート街灯を実現するには、AIを駆使して日々生み出される膨大なリアルタイムデータに付加価値を与え、迅速なアクションに変える「ストリーミング・アナリティクス」の仕組みが不可欠です。これにより、クラウド側とデータ発生源に近いエッジ側の両方にAIを適切に配置し、相互連携することで高速かつ効率的な分析が可能になります。

CTCでは高度なAIアルゴリズムを搭載した「SAS Viya」、機械学習やAIを使ってリアルタイム予測を実現する「SAS Event Stream Processing」、さらにマイクロソフトの「Azure IoT」などを組み合わせて新世代のスマート街灯ソリューションを提供しています。スマート街灯は電力省力化や異常検知といった運用の効率化だけでなく、渋滞解消や救急対応、防犯、観光案内などのさまざまな用途で活用できるようになるでしょう。

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