イベント・レポート

CTC Forum 2018

競争力に優れたアプリの開発を目指すには
UXデザインの実践こそが重要なテーマ

更新

ユーザーの行動や心理、環境に焦点を当て、ユーザーの満足に責任を持つ「UXデザイン」の実践こそがいま求められている

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開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 流通・EPビジネス企画室 プロダクトビジネス推進部 部長代行 稲吉 英宗

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 流通・EPビジネス企画室 プロダクトビジネス推進部 部長代行 稲吉 英宗

ユーザーの体験をより良いものにする「UX(User Experience)デザイン」が、アプリ開発における重要なテーマとなっています。UXを考慮した開発プロセスとしては、まずユーザー(ペルソナ)を設定し、その行動や心理、環境などを考慮して仕様を定義。要件定義の段階からデザイナーが参画し、画面仕様をワイヤーフレームで作成して、実際のビジュアルデザインへと肉付けして可視化していきます。そして、できあがったモックアップを活用したユーザビリティテストを継続的に実施して改善を重ね、並行して内部ロジックを含めた開発を進めていきます。こうしたアジャイルなアプローチにより、ユーザー満足度の高いアプリを最小限の手戻りで開発していくことができます。

UXデザインのアプローチを利用してCTCがシステム構築を支援したお客様の事例としては、西武鉄道様の鉄道アプリがあります。同社のアプリ構築は、利用者に対し運行状況を迅速に知らせ、気象条件や事故などによる駅の混雑緩和と乗務員の負荷軽減にも対応する仕組みを実現するために開発が開始されました。

にリリースしたこのアプリでは、ユーザーがよく利用する駅を選択して、駅改札上の表示機に示されている発車情報と同様の内容を表示させたり、現在走行している電車の場所を路線図上にリアルタイムに表示させたりするサービスや、ビーコンを活用した各種キャンペーンを可能にする機能が実装されています。このアプリをCTCでは約10カ月という短期で構築しました。

なお、その開発・運用には、モバイルアプリ基盤であるAppPotを採用。この基盤の利用により、iOS、Android両方の膨大な数の端末に対して迅速にプッシュ通知が行える仕組みを実現しました。さらには将来の利用者増加にも対応をしています。

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