イベント・レポート

CTC Forum 2018

最先端の非定型帳票対応のAI-OCR
人をもっとクリエイティブな仕事に

更新

AIの確率論モデルが組み込まれたFlax Scannerは、非定型フォーマットのドキュメントも事前指定なしに高精度で読み込む

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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社シナモン
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株式会社シナモン 代表取締役 平野 未来氏

人工知能(AI)専門企業のシナモンは、ホワイトカラーの生産性をAIで向上させることをミッションとしています。製品開発に携わるAIエンジニアは約50人。中に100人、には500人の体制へと拡大する予定です。

どの企業でも、ホワイトカラーの方々は、日々、たくさんのドキュメントを扱っています。多くのドキュメントは非構造化データですから、構造化データであるデータベースにストレートに入れることはできません。そのため、手間はかかっても人間が手作業で入力する必要があります。

この作業を自動化するためのツールとしてOCRが以前から使われていますが、ドキュメント内の項目の位置をあらかじめ指定しておく必要があるなど、非定型なドキュメントの読み取りは得意ではありませんでした。

それに対してシナモンのAI-OCR「Flax Scanner」は、AIが各項目を自動的に認識し、非定型フォーマットのドキュメントでも高精度に読み取ることができます。

例えば、請求書のように取引先ごとにレイアウトが異なり、取得項目の場所が無数に変わるような非定型帳票の場合でも、各項目の特徴を学習させることで、事前の帳票定義なしに対象項目を自動読取することができます。

保険会社様では診療明細書(レセプト)の氏名、受診日、項目、点数などを90%以上の高精度で自動入力しています。また、昭和電工様と協力しFlax Scannerを活用して、昔の手書きの技術文書を検索するための仕組みを構築中です。

現在、10~20人で取りかかっている入力業務があれば、その内3割をFlax Scannerに置き換えることで、余力が生まれます。

人間がもっとクリエイティブになれる世の中を実現する――。それが私たちシナモンの思いです。

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