CTC Group Global Report
各国の現場から見るAI導入とその戦略
インドネシアの生成AI普及と政府の支援策
Product & Technology Manager
PT. Pro Sistimatika Automasi(略称:Prosia)
Tommy Limardi
ソフトウェア開発やアーキテクチャ設計、データ管理などに携わり、22年以上の豊富な経験を持つ。数々のプロジェクトを成功に導き、現在はプロダクト開発、データ分析、AIチームのマネジメントを担う。
国家AIロードマップで人材育成も活況
世界的な広がりを受け、インドネシアでも生成AIの活用が急速に進んでいます。中でもOpenAI社のChatGPTの利用者数は、2024年末の約510万人から2025年7月には約1,750万人へと急増しました。その中心は18〜34歳の学生や若手社会人で、SNSを通じて活用事例が広く紹介されていることが背景にあります。
また、政府による支援も大きな後押しとなっています。インドネシア通信・デジタル開発省は「国家AIロードマップ」を策定し、AI人材育成プログラム「AI Talent Factory」を通じて、2030年までに1,200万人のデジタル人材育成を目指しています。OpenAI社のサム・アルトマン氏にゴールデンビザを発行し、AI時代を象徴するリーダーを迎え入れる姿勢も注目を集めました。
生成AIは業務効率化やサービス向上の可能性を広げる一方で、データプライバシーや誤情報の拡散、リスク管理といった課題があります。こうした課題に対応しつつ、ProsiaではCompnetと共同で社員が社内規則や事例をAIに相談できる「社内コンプライアンスAIアシスタント」を開発中です。社内アンケートでも、約8割の社員が「これから数年で生成AIが仕事にいい影響を与える」と期待を示しています。Prosiaは今後も、お客様の課題解決に貢献するAIの活用を追求していきます。
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