ゼロトラスト対応のセキュリティ人材育成を全社規模で強化

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：新宮 達史、本社：東京都港区、略称：CTC）は、営業・エンジニア約4,000名の社員を対象に実践的なサイバーセキュリティ教育を全社規模で実施しました。社員のスキルを一層向上させることで、システムの設計・導入・運用における提案力と技術力を強化し、より高度で信頼性の高いソリューションを提供できる人材の育成を進めています。

本取り組みをゼロトラストセキュリティの導入支援や最新のサイバーセキュリティ技術を活用したコンサルティングサービスの強化、運用改善を含めたマネージドセキュリティサービスの拡充につなげ、お客様の安全なIT運用に対する支援を強化していきます。

クラウドサービスの普及やリモートワークの定着により、企業のIT環境は高度化・複雑化し、「社内は安全」という旧来の前提では対応が困難になっています。加えて、外部からの攻撃や内部不正も増加しており、社内外を問わず、利用するアプリやネットワーク、デバイスなど、全てのアクセスを検証する「ゼロトラストセキュリティ」の重要性が高まっています。

「何も信頼しない」という原則に基づき、全てのアクセスを検証する「ゼロトラストアーキテクチャ」の実現に必要な技術要素や導入・運用計画の習熟度を高めるため、営業・エンジニア約4,000名が、グローバルセキュリティエキスパート株式会社が開発した教育コース「ゼロトラストコーディネーター」を受講しました。

併せて、サイバーセキュリティ分野の国際的な技術認証機関「EC-Council」の各種認定資格の取得も推進しており、現時点で254名が認定を取得しています。EC-Councilは、世界中の政府機関や企業で採用されている国家資格であり、高度な専門知識と実践力を備えたセキュリティ人材として、より高度な提案を実現します。

CTCは、30年以上にわたりセキュリティサービスの強化に取り組んでおり、セキュリティ診断や導入計画の策定などのコンサルティングサービスから、導入後の運用改善を含めたマネージドセキュリティサービスまで、幅広い支援を提供しています。さらに、CTCが独自に構築したセキュリティ製品の検証環境「Cyber Security Lab」では、お客様の要望に応じたシステム環境を再現し、ゼロトラストコーディネーターやEC-Councilが定める「認定サイバーセキュリティ技術者（Certified Cybersecurity Technician：CCT）」の取得により習得した技術を実践することで、設計・導入・運用における技術力を高めています。これらの取り組みにより、業界や業種を問わず、多様化・深刻化するサイバーセキュリティリスクに対応できる体制を強化しています。

今後も、高度なスキルを備えたセキュリティ人材の育成を通じて、システム構築・運用といったライフサイクルにおけるセキュリティ対策の提案力とお客様のシステムへの実装力を強化し、お客様のIT運用におけるセキュリティの向上に貢献していきます。

今回のプレスリリースにあたり、以下のコメントをいただいています。