地方創生・防災
日本の地域社会が直面している人口減少や資金不足、コミュニティの空洞化問題は様々の事象が組み合わさった複雑な問題です。
限られた人材と財源を、距離・空間・コミュニティを超えてつながることで、より強くむすびつく経済の在り方を模索し、社会に実装することを目指しています。
背景・問題意識
人口減少やコミュニティの希薄化、災害への備えなど、地域の課題は複雑に絡みあっています。個別の施策や技術の導入だけでは、背景にある構造的な課題を変えることはできません。そこで、個別の課題だけでなく、ヒトのアイデンティティや、企業・経済を含む社会の「在りよう」にも目を向け、これからの地域社会に必要な仕組みを探っています。
研究・取り組み
地域社会の「共助・互助」の在り方のアップデート
人口減少社会にもかかわらず、既存の人的資源は十分に活かされていません。これからの地域社会には、「好き」でつながり、「得意」が活きる気軽な互助・共創の仕組みが求められるのではないでしょうか。そのために、個人の得意や関心に関する信頼性のあるデータを本人が主体的に管理し、AIの力で客観的かつ緩やかに可視化することで、新たな可能性の発見や人と人との自然なつながりを促進します。
また、同じ仕組みを活用して、一人ひとりの「配慮や支援してほしいこと」を適切に共有できる環境を整えることで、平時から災害時まで個々の事情に応じた支援や対応を円滑に実現します。多様な人々の尊厳を守りながら支え合い、誰もが安心して暮らせるレジリエントな地域社会の実現を目指します。
データスペースと、地域社会のDX・AX
日本成長戦略の戦略(2)デジタル・サイバーセキュリティに、「組織を越えたデータ連携技術(データスペース)」の取り組みによる重要性が示されていますが、地域社会においても重要な要素となります。
地域データ連携基盤に加えて、防災データスペースの論議も活性化しています。
行政機関や様々な企業や組織がデータ主権を持つデータスペースに加えて、新たに、国民・住民自身がデータ主権を持つ、データスペースの新たな領域(ドメイン)の形成が有益です。その上で、異なる領域のデータスペースの相互連携により、地域社会の様々な課題の軽減と、経済成長につながるSociety5.0の姿の実現につながります。
実現に向けて、データメッシュやデータスペース、バーティカルAIやパーソナルAI等のIT技術で貢献します。