CTCLS、三菱化学メディエンスのラボ情報管理システムを構築

STARLIMS V10およびSTARLIMS SDMSを統合した分析情報基盤

2010年09月22日 シーティーシー・ラボラトリーシステムズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のグループ会社で、製薬・化学・食品業界向けにシステム提供を行うシーティーシー・ラボラトリーシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:根岸秀樹、以下:CTCLS)は、三菱化学メディエンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉富敏彦、以下:三菱化学メディエンス)の志村事業所におけるGLP準拠施設(東京都板橋区)の信頼性向上と規制対応強化を目的としたラボ情報管理システム(LIMS:Laboratory Information Management System、以下:LIMS)を受注し、米国STARLIMS Corporation(本社:フロリダ州ハリウッド、Divisional Vice President & General Manager:Itschak Friedman、以下:STARLIMS社)のSTARLIMS V10およびSTARLIMS SDMSを用いたLIMS(以下:本システム)を構築しました。三菱化学メディエンスでは、2010年2月より、同施設で本システムの運用を開始しております。なお、CTCLSは2010年3月に、更なる分析業務の効率化を目指す三菱化学メディエンスより、第2期として本システムの機能拡張プロジェクトを受注しております。

LIMSは分析ラボで行われる試料の管理・各種分析情報の記録・分析結果の判定・報告書の作成などの各種業務を管理するシステムであり、三菱化学メディエンス 医薬品開発支援業務を行う同施設での薬物濃度分析業務のマネジメントをサポートします。

生体試料中の薬物濃度分析業務では、受領した測定試料の管理など、従来のLIMS製品の適用が難しい非定形業務が多くあります。今般、当社が開発した本システムは、WebベースのLIMSであるSTARLIMS V10と、分析機器から出力される結果ファイルやLIMSに関連する文書からデータを抽出して管理するSTARLIMS SDMSを組み合わせることで、非定型業務を含む薬物濃度分析業務全般のサポートを実現しました。これにより、三菱化学メディエンスは、同施設の信頼性向上と規制対応への強化を実現し、業務全般の効率化が可能となりました。

また、CTCLSは、STARLIMS製品の専任組織を強化しており、国内製薬企業の品質管理部門や、臨床検査、受託分析会社など、生体試料中の薬物濃度分析を行う部門を対象として、積極的に販売を展開していきます。

STARLIMS V10およびSTARLIMS SDMSの特長

STARLIMS V10

WebベースのLIMSシステム。製薬、化学、食品、飲料、科学捜査など、多様なアプリケーションモジュールを備え、日本語、英語、中国語などの多言語への対応により、複数拠点間での共同作業やグローバル展開が可能。

STARLIMS SDMS

分析業務で発生する分析レポート等をはじめ、構造化の難しいファイルデータ(PDF、Word等)に対し、マウス操作などの簡単な動作でデータを構造化し、分類や検索を可能にするソフトウエア。

用語解説

SDMS(Scientific Data Management System)定型化しづらい各種分析機器から出力されるPDF、Excel、Word等で出力された分析レポートなどを、Webの定義画面でキーワード等を設定することで、ファイルの内容を自動判別しデータの抽出や検索ができるシステム。

STARLIMS Corporationについて

本社 Hollywood FL,USA
設立 1986年
事業内容 LIMS関連製品の販売及びサポート、LIMS関連コンサルティングサービス
導入業種 製薬、受託分析、科学捜査、食品、飲料、石油化学、公衆衛生、等
URL http://www.starlims.com/

本件に関するお問い合わせ先

シーティーシー・ラボラトリーシステムズ株式会社
経営企画部

TEL:03-5712-8463
E-Mail:ls-press@ctc-g.co.jp

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