2015年05月01日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は更なる成長を目指し、2015年度~2017年度を計画期間とする中期経営計画を策定しました。
米国やASEANを中心に世界的な経済は安定した成長を継続しており、国内でも政府の経済政策や金融政策などにより景気は緩やかに回復しています。IT市場では、ハードウェア市場の縮小が見込まれるもののソフトウェアやITサービス市場の拡大が期待されています。
このような環境の中、「明日を変えるITの可能性に挑み、夢のある豊かな社会の実現に貢献する」という企業理念のもと、リーディングカンパニーとしてIT産業の進化を担うため、3ヶ年の中期経営計画を策定しました。
従来のビジネスからの連続的な成長に加え、一段ステップアップすることを“シフト”と定義し、「サービス」、「総合力」、「投資」の“3つのシフト”により、2017年度に向けての飛躍的な成長をCTCグループ全体で目指します。
2017年度目標
成長 | 売上高 | 5,000億円 |
---|---|---|
収益力 | 営業利益 | 400億円(営業利益率8%) |
資本効率 | ROE | 10%超 |
中期経営計画の重点施策:3つのシフトとそれを支える経営基盤の強化
1.「サービス型」へのシフト
2017年度にサービス型ビジネスの売上高比率50%を目指し、収益力の更なる強化を図ります。
- CTCクラウド2.0:基幹系を含めたミッションクリティカルなシステムに対応可能なクラウドサービスの展開
- 運用・保守の新展開:クラウド技術を活用したBPOビジネスの拡充や次世代運用・保守
統合サービスの展開 - 新規サービス事業:これまでのノウハウもとに各分野で新規サービス事業を展開
2.「総合力」経営へのシフト
セグメントの枠組みを超え、CTCグループの総合力を発揮することで、売上高の拡大と収益力の強化を目指します。
- 大型案件、重点顧客への対応:組織を超えて人的リソースを最適化し、大型案件を積極推進するとともに重点顧客との取引を継続深耕
- エリアの拡大:ASEANを中心とするグローバル展開及び地域ビジネスの拡大
3.成長「投資」へのシフト
人、技術、事業への投資を強力に推進し、2017年度における売上目標の達成を図ります。
- 人、技術への投資:グローバル人材やクラウドエンジニアの育成を強化、次世代のクラウドサービスの研究・開発、イノベーション分野への投資推進
- 内外M&A:人的リソース拡充に向けた開発パートナーとの連携強化、新規サービス事業の加速に向けた資本提携
4. 経営基盤の更なる強化
3つのシフトを支えるため経営基盤を強化します。
- 開発不採算の抑制:プロジェクト管理機能の徹底強化
- 魅力ある会社づくり:朝型勤務の奨励制度を超えた施策や複線型人事制度の定着による社員の働きがいの向上、次期基幹システムの構築による経営効率の向上
- 柔軟な資本政策:ROE、総還元性向を意識した資本政策の実行
説明資料
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