2018年10月15日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
ライフサイエンス業界の変化
近年、ライフサイエンス分野では、新薬開発の高速化や効率化を図るため、産官学連携でのオープンイノベーションや膨大なデータの解析を通したデジタル・トランスフォメーションを推進しています。文書や様々な種類のデータが日々生み出される中、研究・開発や製造・販売など製薬会社の業務において、必要な情報をいかに早く効率よく探し出すかが開発期間短縮を図る上で重要です。
コグニティブ検索エンジン「Sinequa ES」
Sinequa ESは、非構造化データが格納されている社内外のシステムやクラウドなどと連携し、複数ソースに対し一括検索を行うコグニティブ検索エンジンです。ファイルサーバや各種データベース、ポータル、メール、Webサイト、SNSなどを総合的に検索し、情報を分析・分類して表示します。自然言語処理と機械学習の機能を備えており、文書からのテーマの抽出やカテゴリー化で検索結果の精緻化を実現しています。
使いやすいユーザーインターフェースや検索結果のビジュアル化に加え、外部APIを通して他システムとの連携も可能です。
Sinequa ESの主な特長
1.180種類以上のシステムと接続
検索対象となるシステム、ソフトウェア、クラウドと連携するためのコネクターが180種類以上、標準で装備されており、従来、各システムで検索していた作業がSinequaの検索ポータルから実現できます。また、ライフサイエンス業務に特化したソフトウェアやサービスに連携するコネクターも提供しています。
2.特許技術をもつ自然言語処理
日本語や中国語、アラビア語を含めた21言語の自然言語処理に対応しています。ドキュメントやメール文書などの非構造データについて、高度な認識技術によるカテゴリー化や自然文検索が可能です。
3.AIを装備
機械学習を備えることで、自分や他のユーザーの検索履歴や参照履歴などベースに、一般的な全文検索よりも高度な検索機能を提供することが可能です。
CTCが提供するサービスについて

Sinequa検索画面

Sinequaによる特定キーワードに関連する社内外情報のコグニティブ検索結果画面
Sinequa社について
Sinequa社は、"Become Information-Driven"をスローガンに様々なグローバル企業や政府系機関にコグニティブ検索・アナリティクスプラットフォームを提供するソフトウェアベンダーです。構造化データ(例:数値)と非構造化データ(例:文書、画像、音声など)の両方からの検索を統合し、情報から価値を見出すことで企業の戦略立案に貢献しています。Sinequa社製品は、ライフサイエンス業界に限らず、製造、金融、政府系など、既に幅広い業界で活用されています。
- ※1 コグニティブ検索:自然言語を理解、学習し、予測することにより様々な情報ソースに対し検索を可能にするソフトウェアまたはその技術。
- ※2 Sinequa ES:Sinequa Enterprise Searchの略称
現在掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。