米Atheer社のARプラットフォームを提供開始

製造や保守メンテナンスの現場での品質向上に貢献

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2019年08月19日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、本日から、エンタープライズ向けのAR(Augmented Reality、拡張現実)ソリューションを展開するAtheer, Inc.(Chief Executive Officer:Amar Dhaliwal、所在地:米国カリフォルニア州、以下:Atheer社)のARプラットフォーム「Atheer(アシアー)」の取り扱いを開始します。Atheerは、現場での使用に適した各種のコミュニケーション機能に加え、セキュリティや拡張性を備えたSaaS型のARプラットフォームです。価格は1ユーザー当たり年間108,000円(税抜)からで、工場を持つ製造業やフィールドエンジニアを抱えるサービス業などを中心に展開し、3年間で40社への提供を目指します。

昨今、5Gに関連した通信やスマートデバイスの発展に伴い、店舗での付加サービスを目的としたVR(Virtual Reality、仮想現実)や、現場作業の省力化や品質向上を目的としたARなどの導入を検討する企業が増加しています。しかし、ビジネスで効果があるシステムを構築するには、必要な機能の設計や専門的なソフトウェアの開発などが必要とされる状況です。

今回、取り扱いを開始するAtheerは、エンタープライズでの使用を想定したSaaS型のARプラットフォームです。タブレットやスマートグラス、ウェアラブル端末などの様々なデバイスに対応し、現場でのハンズフリーなオペレーションやビデオチャットによる遠隔間でのリアルタイムなコミュニケーションを実現します。マニュアルや音声/動画ファイルなどのコンテンツの管理、作業に応じたワークフローの管理に加え、企業に必要とされるセキュリティやパフォーマンス分析といった機能も備えており、工場やフィールドの現場でいち早くARを活用して、ミスやダウンタイムを削減し品質向上や省力化につなげることができます。

CTCは、Atheerの提供に加え、導入に伴う設計やコンサルティング、各種設定、ヘルプデスクサービスを提供します。また、API(Application Programming Interface)を活用した既存システムとの連携や追加機能の開発でお客様のAR活用を支援します。

CTCは、10年以上前からVR(Virtual Reality)技術とデータ解析を使用して、目に見えない場所や人が行けない場所を可視化する実用的なソリューションを提供しており、2015年からは店舗でのVR利用で利便性の高いクラウド型の3Dビジュアライゼーション「VividPlatform」の取り扱いも開始しました。今後も、5Gの導入とともに普及が見込まれるAR、VR、MR(Mixed Reality、複合現実)を含めたxRソリューションを拡充し、お客様のデジタルトランスフォーメンションを支援していきます。

Atheerの主な特長

特長 説明
クロスプラットフォーム スマートグラス、タブレット、ウェアラブル端末など、マルチデバイスに対応
自然な入力 ジェスチャーや音声認識、タッチなどの入力機能に対応
リアルタイムコラボレーション 1対1~N対Nを含めた情報共有
デジタル資産の共有/管理 ドキュメント、ワークフロー、画像、音声、動画の管理
パフォーマンス分析 データ解析によりボトルネックや指示書の有用性を含めたパフォーマンスを分析。ダッシュボードへの表示やレポーティング
エンタープライズ対応 ユーザー管理やセキュリティ。堅牢性、拡張性を備える。

Atheerのイメージ

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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

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