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|特集|既存のクラウドを超える 今、ITは新たなステージへ
特別対談 IDC アナリスト×CTO Disruption時代のSI企業の役割

ミッションクリティカルなシステムを支えるCUVICmc2

中村
CUVICmc2についてもう少し教えてください。近年、基幹系を含めたミッションクリティカルなシステムに対するクラウドサービスは国内でも増えてきていますね。どういった点が他のサービスと違うのでしょうか。
大久保
CUVICmc2は、既に世界的に安定した堅牢なクラウドサービスを提供している米Virtustreamの技術をベースとしたサービスです。CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークスループットについて、独自のノウハウで「μVM(マイクロヴイエム)」という計測単位を作成し、実使用量の測定を実現しています。
堅牢性やセキュリティでクリティカルなシステムに対応できる性能を保持しているだけでなく、μVM単位で各種リソースの使用量を細かく計測・管理できるため、ミッションクリティカルなシステムでもコストを抑えることができます。
中村
第2のプラットフォームのクラウドへの移行を促すサービスになるということですね。CUVICmc2は、第3のプラットフォームとの関連はどのようなものでしょうか。
中村 智明

中村 智明

IDC Japanでアナリスト・リサーチ部門を統括。アナリスト調査の企画、提案、調査、レポートの配信などの責任を持つ。自身もエンジニアとして、OS開発、リアルタイムシステム、半導体開発、車載情報システム、海外事業推進まで30年以上の経験を有する。

大久保
CUVICmc2の特徴からわかりやすいようにと、基幹系向けのシステムとうたっていますが、企業によって何を基幹系のシステムとして捉えるかは様々です。例えば、e-Commerceを主業務とする企業にとって、Webの障害による機会損失は、人事・会計システムの比ではないでしょう。企業ごとに異なる主要業務をCUVICmc2はクラウドで担います。
また、SAPのDBでの分析処理とトランザクション処理を統合したミドルウェアSAP HANAプラットフォームもVirtustream製品と親和性が高く、SAPに認定された仮想マシンとして提供するため、人やモノをつなげる基盤として第3のプラットフォームに向けたシステムと言うことができるのです。
中村
よくわかりました。サービスの開始を楽しみにしています。

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