CTC、企業のDevOpsを推進するデータベースソリューションを提供

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：菊地 哲、略称：CTC）は、データベース（以下：DB）の仮想化ソリューションを提供する米Delphix Corporation（本社：米国カリフォルニア州メンローパーク、以下：Delphix社）と販売代理店契約を締結し、大容量のデータを使用してシステム開発を行う企業やERPシステムを利用している企業向けに、本日からオンデマンドでDBの複製・復元や、データマスキングによりデータセキュリティ対策を簡単に行うソフトウェア「Delphix Software」の販売を開始します。あわせて、導入支援サービスや開発サポートを含めたDelphix Softwareを活用するコンサルティングサービスも提供します。

近年、ビッグデータやIoTを含めた新しいITの普及に伴い、企業の取り扱うデータが急速に増加しています。特にシステム開発では、アプリケーションの品質向上のためサービス提供環境と同等のデータでテストを行う必要があり、大規模化する既存のDBについて、短期間での複製や状態の復元、個人情報保護を考慮したセキュリティ対策など、効率的で安全なデータの取り扱いが課題です。

Delphix Softwareは、DBの複製・復元を物理的なデータベース環境を構築することなく、何度でも時間を使うことなく効率的に行うDB仮想化ソリューションです。従来、大規模システム開発にて数日かかっていた数十テラバイトにおよぶDBの複製を瞬時に複数作成することができ、また、テスト中の任意の時点に瞬時に復元することができます。システム開発の過程でサービス提供環境と同等のデータでテストを行うことによって、アプリケーションの品質を担保することが可能です。

複製されたDBについては、データの圧縮や重複排除の技術で、DBの容量を3分の1程度に抑えることができます。また、データのマスキング機能により、氏名や電話番号、クレジットカード番号を含めた機密情報を安全な情報に変換することができ、開発過程での様々なコンプライアンスにも対応します。 サービス提供環境と同等のデータを使用してシステム開発が容易に行えるようになることから、ユーザー企業はサービスを提供しながら、機能変更を行うDevOpsで開発を進めることができ、サービスリリースまでのアプリケーション開発工数を最大10分の1に短縮します。

CTCは、長年の大規模なシステム構築の経験をもとにDelphix Softwareの提供と導入支援を行うとともに、システム開発や運用サービスの基盤としても活用することで、開発全体の効率化と品質の向上を図っていきます。

• オンデマンドで大容量データベースの複製を瞬時に何度でも作成
• 複雑なデータ操作を簡単にするGUI
• 安全にデータをマスキングして、コンプライアンスに対応
• 圧縮・重複排除の技術によりストレージ容量を3分の1に削減