医療用センサーを開発するクォンタム社と業務提携し、ヘルステックビジネスを強化

バイタル情報を活用して将来の健康状態を予測するプラットフォームを共同開発

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2021年12月22日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、医療用センサーを開発する株式会社クォンタムオペレーション(代表取締役社長:加藤 和磨、本社:東京都中央区、以下:クォンタム社)と、ヘルステックビジネスについて業務提携契約を締結しました。ウェアラブル端末で取得したバイタル情報から将来の健康状態をAIが予測するヘルスケアプラットフォーム(以下、本プラットフォーム)を共同で開発します。

近年、健康経営への意識が高まっており、各企業は様々な施策を実施しています。しかし、社員の健康に対する意識には差があるため、施策が十分に浸透していないケースもあります。健康的な生活習慣や健康づくりを進めるためには、一人ひとりの意識の醸成が必要になっています。

今回の業務提携では、クォンタム社のウェアラブル端末で取得したバイタル情報から将来の健康状態をAIが予測し、健康意識の醸成につなげるプラットフォームの構築と提供を行います。ウェアラブル端末は、医療用センサー※1を搭載しており、心拍、呼吸の度合い、血中酸素飽和度のバイタル情報を最短で1秒ごとに取得可能です。CTCは、バイタル情報から将来の健康状態を予測するアルゴリズムを開発します。バイタル情報に加え、外部システムから健康診断や就労に関するデータも取り込む予定で、予測精度の更なる向上が期待できます。

クォンタム社は、血管内で測定したい物質に合わせて最適な光を照射して、その反射から検知した物質を数値化できる独自の技術を持ち、医療、介護業界向けにIoTセンサーの製造、販売を行っています。バイタル情報を活用した熱中症の予兆の把握や感情解析の取り組みも進めており、近年は特に、採血をせずに血糖値を測定するIoTセンサー※2の開発に注力しています。また、血糖値以外にも血圧値の取得及び医療機器としての承認を目指しています。

CTCは、AIやIoTシステムの構築で蓄積したノウハウを活用して、本プラットフォームの開発に取り組みます。本件に関連して、スタートアップ企業の支援やお客様との合弁事業を目的としたコーポレート・ベンチャー・キャピタル「CTCイノベーションパートナーズ」からクォンタム社への出資も実施します。

今後両社は、2023年度のサービス提供を目指して取り組みを進め、クォンタム社の株主やお客様、事業パートナーともパートナーシップを結び、本プラットフォームを中心としたエコシステムの構築を検討していきます。

ヘルスケアプラットフォームのイメージ

ヘルスケアプラットフォームのイメージ
  • ※1 医療機器認証(医療機器認証番号:303AHBZX00020000)を取得
  • ※2 CES2022 Innovation Awardを受賞

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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