九州産業大学キャンパスにローカル5Gの無線システムを提供

様々なユースケースの実証実験ができる超高速データ通信を実現

PDF(261KB)

2023年01月20日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、九州産業大学(学長:北島 己佐吉、本校:福岡県福岡市、以下:九産大)と株式会社QTnet(代表取締役 社長執行役員:岩﨑 和人、本店:福岡県福岡市、以下:QTnet)が共同で研究を進める、ローカル5Gの無線ネットワークシステムを構築しました。ローカル5Gは、特定のエリア内で、「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」の通信を可能にするネットワークです。

九州地区でインターネット事業を手掛けるQTnetは、文理芸融合の総合大学である九産大と共に、ローカル5Gを活用してスポーツや芸術分野を含んだ様々な分野で社会課題の解決や新たなサービスの創造につながる共同研究に取り組んでいます。

今回、九産大とQTnetは、九産大の福岡キャンパスに基地局を5ヵ所設置し、屋外(敷地面積 約22万㎡)の70%と体育館「大楠アリーナ2020」の屋内をカバーするSub6帯※1を利用したSA(スタンドアローン)※2方式のローカル5G無線ネットワークシステムを導入しました。

今回の導入に伴い、九産大とQTnetは、ローカル5Gの屋内外における電波伝搬の特性や通信品質などの検証を実施し、リアルタイム映像や仮想空間などを活用した様々なユースケースの実証実験を2022年12月から本格的に開始しています。

CTCは、ローカル5Gの機器の提供に加えて、システムの設計や構築、保守、運用トレーニングなどのサービスを提供しています。また、CTCのグループ会社でITシステムの運用サービスを提供するCTCシステムマネジメント株式会社が、無線免許の取得支援、屋内・外の電波測定、ネットワーク監視システムの設計・構築などを担っており、無線エリアの範囲を特定するシミュレーション技術を使用して、建物や樹木が電波を遮らないようにアンテナを配置し、通信状態が良好となる環境を構築しました。

  • ※1 Sub6(サブシックス)帯:2020年12月の制度改正により、ローカル5Gの利用が可能となった4.5GHz帯(4.6~4.9GHz)の周波数帯。通信範囲が広く、障害物の影響を受けにくい特徴を持つ。
  • ※2 SA(スタンドアローン):ローカル5G専用に開発された基地局とコアネットワークで構成されたデータ通信方式

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

Webフォームからのお問い合わせ新しいウィンドウで開く

現在掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

  • このページについてツイッターでツイート(新しいウィンドウで開く)
  • このページをフェイスブックでシェア(新しいウィンドウで開く)