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- INTRODUCTION
高難度プロジェクトで発揮した
CTCの“想定力”
INTERVIEW
H.K.
- エンジニア(PM)
エンタープライズ事業グループ
工学部卒 2008年入社
F.N.
- 営業
エンタープライズ事業グループ
経済学部卒 2019年入社
大手サービス事業者の
システムリニューアル
国内トップクラスの規模を誇るお客様のユーザーが利用するECサイトの最適化に向け、グローバル・スタンダードに適合したシステムへの刷新を図るための大規模プロジェクト。世界各国の利用者に良質なサービスを提供するうえで、本プロジェクトの重要性は極めて高い。そのシステムリニューアルを主導する存在として、期待を寄せられたのがCTCだ。新規アーキテクチャの採用、Saasの利用、複数企業でのマルチベンダー体制など、不確定要素が多い高難度のプロジェクト環境で、CTCの“想定力”を発揮した課題解決に挑んだ。
あらゆる課題を想定し、
先手を打ち続けることが、
唯一無二の成果を生み出す
本プロジェクトで私が担った役割は、プロジェクトマネージャー(PM)として90名のメンバーをけん引しながら、新規アーキテクチャが抱える性能的な課題に対して、どのようなシステムの作り方をすれば課題を解決できるかを模索・提案することです。お客様にとってエンドユーザーとのタッチポイントとなるECサイトシステム構造が複雑化していることは、持続的な顧客体験価値の向上を目指す上で、大きな課題となっていました。課題の解決のためには新規アーキテクチャを導入し、分かれていたシステムを統合した上で、サービスレベルを均一化することが必要だったのです。
本プロジェクトには、いくつかの超えるべき課題がありました。利便性の高いローコード製品の採用にあたって、開発環境が大きく変化したこともその一つです。また、複数企業でのマルチベンダー体制のため、他社の担当するシステムが揃わない中でいかに効率的にテストを進めるかも重要でした。不確定要素が多い環境だったからこそ、私たちはあらゆる課題を想定して対策を立てるというスタンスを貫いたことでプロジェクトを遅延ゼロで進行し、大きな問題が無くリリースすることが出来ました。その結果、お客様から高い評価を頂き、リリース後の追加開発については、システムの中核を担うメイン機能をはじめ、幅広い領域の開発を依頼を頂いております。今後もお客様との更なる信頼関係を構築しながらプロジェクトを進行していきたいと思います。
お客様と開発チームをつなぎ、
リスクの見極めで
プロジェクト推進力を最大化
私はお客様と開発チームをつなぐ窓口として、費用や条件だけでなく、新規アーキテクチャやマルチベンダー体制などのリスクを踏まえたうえでの実現可能性をプロジェクトマネージャー(PM)と協議し、現実的な内容に落とし込む必要がありました。本プロジェクトは複雑な環境下で進行することから、想定されるリスクを上司とも相談しながら、妥当なラインを見極めていきました。
窓口担当として私が心がけたのは、お客様と真摯に向き合うことです。開発側の負担を考慮せずに難しいご要望を安請け合いしてしまうと、結果的にお客様にもご迷惑がかかります。だからこそ、ご要望の実現可否を明確化することが大切です。そのうえで私は前職でエンジニアとして働いていた経験を活かして現場の苦労を推しはかりつつ、時にはエンジニアの意見にも耳を傾けながら、お客様のご要望を1つひとつ精査していきました。中にはお断りしたご要望もありましたが、実現可否を厳しくチェックしたこともあってプロジェクトの遅延が発生せず、お客様からもプロジェクトの推進力や技術力に高い評価を頂きました。お客様との長年の信頼関係をさらに強固にできたことで、今後の追加開発でも大きな役割を担っていきたいですね。