2015年09月24日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、お客様のアイデア創出からアプリケーション開発環境の導入、開発と運用までを一貫して支援するサービス「CTC Agilemix」を本日から開始します。1年間で20社への提供を目指します。
近年、モバイルデバイス、ビッグデータ、IoT(Internet of Things)、コグニティブ・コンピューティング※1などの新しいIT技術の普及に伴い、企業環境の変化が加速しており、さらなる成長に向けた柔軟でタイムリーなサービスの投入や変更が求められています。その中で、短期集中型で多様なアイデアを集めてプロトタイプを作成するハッカソンや、設計しながら開発するアジャイル開発、運用しながら開発するDevOpsといった手法が注目を集めています。
CTC Agilemixは、ハッカソン、アジャイル開発、DevOpsなど、クラウド環境での柔軟なアプリケーション開発手法についてのノウハウを体系化し、設計と開発・運用の2つの段階でお客様の新しいビジネス創出を支援するサービスです。CTC Agilemixによりお客様は、IoT(Internet of Things)やコグニティブ・コンピューティングなどの最新IT技術を活用した新しいビジネスの可能性を検討し、コストを抑えて素早く新しいサービスに取り組むことが可能になります。
設計段階でお客様のハッカソン開催を支援する「出張ハッカソン」では、使用するITツールやデータ活用の観点からお客様と共にテーマ設定を行い、開催時の技術サポートを提供します。開催後は、事業化に向けてシステムやアプリケーションなどの検証を支援します。
開発・運用段階では、長年のクラウドサービスの提供やオープンソース技術を活用したシステム開発の実績に基づき、様々なクラウドと連携した開発環境の構築を含め、アジャイル開発の定着、運用段階での継続的なアプリケーションの改善を支援します。
ハッカソンやアジャイル開発の基盤は、オープン・スタンダード技術を活用してアプリケーションを構築・管理するIBM社のクラウド・プラットフォーム「IBM Bluemix」を採用しており、コグニティブ・コンピューティングのIBM Watsonソリューションを取り入れたハッカソンの開催やアプリケーションの開発が可能です。要件に応じてIaaS型のパブリッククラウド、データ解析、地図情報などの各種クラウドやWebサービスと連携することもできます。
CTCは、2013年からクラウドOSであるOpenStackを活用したクラウド基盤の技術開発に取り組んでおり、2015年4月には、新たなクラウド・プラットフォームを研究・開発する組織「Cloud Innovation Center」を立ち上げて、OpenStackやオープンソースのPaaS基盤、アジャイル開発を主軸に、新しいITシステムについての実証実験を開始しています。Cloud Innovation Centerは、IBM Bluemixを活用してプログラミングの技術とアイデアを競う社内向けのハッカソンも開催しております。
今後も、IoT(Internet of Things)、コグニティブ・コンピューティングなどに適したクラウドを追究し、お客様ビジネスのイノベーションに貢献していきます。
CTC Agilemixサービスメニュー
出張ハッカソンの特長
- データ活用や連携API、最新クラウド技術などのノウハウを提供
- ハッカソン開催サポートに加え、CTCのエンジニアがハッカソンに参加
- ハッカソン後の事業化検討を支援
- ※1 コグニティブ・コンピューティング 大量のデータを活用し、人が話す自然言語の理解や対話による学習が可能なシステムのこと。
- ※IBM、IBMロゴ、ibm.com、IBM Watson、Bluemixは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。
現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。
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