2018年11月19日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、慶應義塾(塾長:長谷山 彰)に各種オンラインサービスでSNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウントを利用した会員登録やログインを可能とするID管理システム「CTC B2C ID基盤」を提供しました。慶應義塾は2018年11月から本システムでのID管理の運用を開始します。
慶應義塾は1858年に創立され、首都圏に主要な6つのキャンパスを構え、33,000名を超える学生が在籍しています。学校と利用者とのコミュニケーションの活性化に取り組んでおり、より簡易かつ効果的にコミュニケーションを行うためのツールとしてCTC B2C ID基盤を導入しました。
CTC B2C ID基盤は、Webサイトやモバイルアプリに対して、LINEやFacebookといったSNSアカウントを利用した会員登録やログインを可能にし、ユーザーごとのSNS環境に応じて必要な情報の通知を行えるID管理システムです。マイクロソフト社のクラウド型ID管理ソリューション「Microsoft Azure Active Directory B2C」をベースとしてCTCが開発した基盤で、なりすましによる不正なログインを防ぐCapy社の「Capyリスクベース認証」を組み込み、SNSアカウントによるログインについて安全性を向上しています。
今後CTCは、CTC B2C ID基盤に、証明書の発行や登録情報の変更手続きなどでの本人確認の機能を追加する予定です。
Capy社について
Capy株式会社は、クラウド型の不正ログイン・不正アクセス・なりすまし対策サービスを提供する会社です。「Capy パズル CAPTCHA」に代表されるサービスは、大手クレジットカード会社、ゲーム会社、ポータルサイトなどの不正ログイン・不正アクセスなどのボットを利用した攻撃の対策に広く採用されています。
https://www.capy.me/jp/
今回のプレスリリースにあたり、各社からコメントをいただいております。
「Capyリスクベース認証」が、CTCの提供するB2C IDの安全性の向上に一役買える事を大変嬉しく思います。Capyは不正ログイン・不正アクセスへの対策に特化したサービスの開発・研究を行なっております。サービスのさらなる品質・精度の向上を目指し全力で取り組んで参ります。
Capy株式会社
プロダクトマネジメント部
部長 小林 悟朗
CTCのAzure AD B2CのSNS連携機能を拡張し、日本国内で利用者数の多いSNSに対応したB2C IDの慶應義塾様への導入事例発表を心より歓迎いたします。近年大学においては学生アイデンティティのライフサイクル管理が重要になってきています。B2C IDは、日本の学生に新たなデジタルアイデンティティをもたらすソリューションであると、大変期待しております。
日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員
文教営業統括本部長 中井 陽子
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