早稲田大学環境資源工学科のAI活用を支援

AIフレームワーク「ReNom」を使用して石油・天然ガス開発で生産性を向上

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2019年02月27日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、学校法人早稲田大学 環境資源工学科 栗原研究室が行う石油工学・油層工学研究でのAI活用を支援しました。

早稲田大学環境資源工学科の栗原研究室では、地下に溜まっている石油、天然ガス、地熱などの流体エネルギーの状態をコンピュータ上でモデル化し、複雑な方程式を解いてその流体挙動などを予測する「貯留層モデリング・シミュレーション」を中心に、地下のエネルギー資源の開発を最適化する研究を行っています。エネルギー需要の増加に伴い高精度な評価が求められる中で、近年、AIを使用した解析技術の向上に取り組んでいます。

CTCは、株式会社グリッドのAIフレームワーク「ReNom※1」を使用したAIの開発環境や基礎教育サービスを提供し、解析課題へのAI適用について技術支援を行いました。早稲田大学環境資源工学科とCTCは、AIのビジネスでの利用推進を目的とするAIビジネスコンソーシアム※2に加盟しており、AIによる貯留層モデリング・シミュレーション技術の向上を図っています。

また、CTCは長年、石油・天然ガス開発における探鉱/開発/掘削/経済性評価などの分野で解析ソリューションを提供しており、この度の支援で得たノウハウの展開を通して、エネルギー分野における更なる生産性向上に貢献していきます。

  • ※1 ReNom : AIを開発するための汎用的なソフトウェアで、深層学習や生成モデルなどの様々なアルゴリズムをライブラリとして備えており、各ライブラリを組み合わせることで専門家でなくても比較的容易にAIを開発することが可能です。
  • ※2 AIビジネスコンソーシアム : AIのビジネスでの利用促進を目的に、AI分野でのアプリケーションやサービス開発、実証実験などに携わる企業が参画し、関連するノウハウを相互に共有して連携を図るためのコンソーシアム。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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